
HSPと新聞配達の相性ってどう?
新聞配達はどのくらい稼げる?
アルバイトと正社員の仕事内容の違いはある?
この記事ではこのような疑問に答えていきます。
筆者は内向型HSPの特性を持ち、3度の転職を経験しました。
この経験からHSPがストレスなく働く方法を深く考えるようになり、毎日発信を続けています。
結論から言うとHSPと新聞配達は相性が良いですが、体力勝負なことや営業活動が必要なことなどの注意点もあります。
人生において転職は大きな決断です。
この記事で新聞配達について詳しく解説していくので、理解を深め転職失敗のリスクを軽減するためにぜひ役立てて下さい。
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目次
HSP×新聞配達の良いところ4つ

- 人との関わりが最小限
- 静かな時間帯で働ける
- ルーティーン作業がメイン
- 自分のペースで仕事ができる
それぞれ解説します。
人との関わりが最小限
新聞配達員はその名の通り、各家庭に新聞を配達して回るのがメイン業務です。
配達作業はひとりで行っていくので、人とのコミュニケーションは必要としません。
積み込みや荷下ろしなど拠点で行う業務もありますが、従業員同士が密に連携を取り合うような業務はほぼ無いと言って良いです。
静かな時間帯で働ける
朝刊の配達準備は深夜から始まります。(深夜2時ころ)
多くの人が寝静まっている深夜帯は騒音や強い光などの五感への刺激が少なく、HSPにとって働きやすい環境と言えます。
ルーティーン作業がメイン

新聞配達の仕事は、決められたことを繰り返し行う「ルーティーン作業」がメインです。
心配性で完璧主義なHSPは新しい仕事への挑戦が苦手です。
一方で、分析や効率化をするのは得意なので、ルーティーン作業とは相性が良いでしょう。
自分のペースで仕事ができる
配達完了までの時間の目安はあるものの、そのルートや順序などは配達員に委ねられる場合がほとんどです。
そのため、他人のペースに合わせる必要がなく、自分の裁量で効率よく働いていくことができます。
HSP×新聞配達の注意点6つ

- 早朝(深夜)勤務が必要
- 天候や自然環境の影響が大きい
- 体力勝負
- 急な休みが取りづらい
- 営業活動が必要な場合がある
- アルコール摂取量の管理が必須
それぞれ解説します。
早朝(深夜)勤務が必要
朝刊の配達準備は深夜2時ころから始まります。
HSPは精神的疲労を溜めやすく、回復のために睡眠時間が長くなると言われています。
そのため、睡眠を含む体調の管理が最重要課題となるでしょう。
一方で、勤務時間帯が不規則なわけではないので、生活リズムが出来上がってしまえばそれほど苦にはなりません。
天候や自然環境の影響が大きい

新聞配達の仕事は自然の影響で労働環境が激変します。
雨風による影響はもちろんですが、雪国での冬の配達や真夏の炎天下などはシーズンを通して重労働になります。
住んでいる地域の自然環境も考慮し、選んでいきましょう。
体力勝負
配達の業務はほとんどの場合原付バイクを利用することになります。
とはいえ、数百件のポスティングとなるとトータル的な歩行距離は相当なものです。
積み込みや荷下ろしなどの力仕事も多い一方、デスクワークはほとんどありません。
働きながら運動不足を解消できると考えると、効率的に健康的な運動ができる仕事でもあります。
急な休みが取りづらい
深夜から始まる仕事柄、急な欠員の補充が難しい職業です。
一方で、欠員が出ても業務量が減ることはないので全員で分担するしかありません。
そのため、多少の体調不良などでは休みを取りづらく、少し無理をしてでも仕事に行かなければならない場面は多いでしょう。
営業活動が必要な場合がある

主に正社員になると、新規顧客獲得の為の営業活動が必要になる場合があります。
営業はHSPが苦手とする分野ではありますが、一方で成績に応じて歩合給がつく場合も多いです。
自分の成果がダイレクトに給料として反映されることを楽しめる人であれば、苦にはならないでしょう。
アルコール摂取量の管理が必須
毎日バイクを運転する新聞配達員は、摂取するアルコール量の厳格な管理が必要です。
お酒が抜けない状態では当然バイクの運転は出来ませんし、稼働ができなくなれば会社に損失を与えてしまいます。
最近ではスマホアプリで、摂取量から抜けきる時間までを管理できるものがあるので、活用していきましょう。
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新聞配達員の給料

厚生労働省jobtagによると、新聞配達員の平均年収は393.6万円です。
日本の労働者の平均所得は458万円(国税庁令和4年分民間給与実態統計調査)なので、平均をやや下回ることになります。
一方で、営業成績に応じて歩合給がつく場合も多いので、日本の平均所得を目指していくのは可能です。
実際の求人状況(R7年4月時点)
求人サイト最大手「リクナビNEXT」で調査した結果、東京都の新聞配達員の初任給は平均して月25万程度でした。
以下は大手求人サービスの全国の掲載数を調査した結果です。
リクナビNEXT | 正社員 90件 |
インディード | 正社員 142件 パート 471件 |
ハローワーク | 正社員 64件 パート 247件 |
他の職業と比較すると求人数は少なく、新聞配達一本での仕事探しは難しいでしょう。
自分の適職とは何かを考え、他の職業も選択肢に入れながらの求職をおすすめします。
新聞配達員の仕事の特徴

人との関わりの多さ | ★☆☆☆☆ |
未経験からの難易度 | ★★☆☆☆ |
仕事の自己完結度 | ★★★★★ |
平均年収 | ★★☆☆☆ |
残業時間数 | ★☆☆☆☆ |
業務の時間的切迫度 | ★★★☆☆ |
ルーティーンワークの比率 | ★★★★★ |
新聞配達員の仕事内容

新聞配達員の仕事は、配達以外にどのような仕事があるのでしょうか?
以下に多くの事業所で行われている業務をリストしました。
- 新聞の荷下ろし
- 広告の挟み込み
- 新聞をビニールに入れる(雨天時)
- 集金
- 顧客管理
- バイク整備
- 古紙回収
- 新規契約営業(主に正社員)
新聞配達員の労務環境

新聞配達員の勤務は一般的に2部に分かれています。
【午前】AM2時頃 出社
配達準備を行い朝刊配達
AM5時頃 一時退社
【午後】PM2時頃 出社
顧客管理、営業、夕刊配達
PM6時頃 退社
月間の休日日数は企業により異なりますが、月4~6日程度に設定されている場合が多くやや少なめと言えます。(インディード掲載情報調べ)
一方で、1日のトータルでの拘束時間は短めなので、自分時間の確保や気持ちのリフレッシュをしやすいという面もあります。
新聞配達員は未経験から目指せる?必要な学歴・資格

新聞配達員を目指すのに、必要な学歴や資格はありません。
ただし、原付き免許を所持していると業務が大幅にはかどります。
実際に働いている人の学歴分布を見てみると、学歴不明を除いた高卒以下の割合は67.9%。
また、業務に就くにあたり実務経験が必要かというアンケートの結果を見ると「一ヶ月未満」と答えた割合が100%でした。
※厚生労働省jobtagにて調査
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新聞配達員の今後の需要

昨今は新聞購読のデジタル化が進み、新聞配達の業務は減少傾向にあります。
一方で、地域の高齢者の見守りサービスや犯罪抑止などの役割が期待されている面もあり、特に地方では今後も一定の需要が見込まれています。
実際に働いている人の口コミ

バイクも免許はあるけど経験はない状態から、新設丁寧に色々教えて頂けました。
ただ基本的に、職場で和気あいあいという感じではなく、個人でその担当をもくもくとこなしていく感じであることと、配達と別に営業の競争があるので、そこで人間関係が危うい部分はありました。
それと研修期間中に担当としてついた人次第では居心地が悪いので、運しだいというところがあります。
インディード
私は専門学校に通いたくて奨学金をいただくために、新聞奨学生として勤務していました。
インディード
勤務の場所にもよるのでしょうが、私が配属された専売所は、企業も多く、集金には日中行かねばならず、学校に通う時間がなくなり、結局途中退学する事になってしまいました。
住宅街の専売所ならそうはならなかったのではないかと思います。
学校は退学しましたが、奨学生の方は辞めたら全額返金という事だったので辞める事は出来ず、2年間の契約終了までやりました。
人数も不足していて、一ヶ月のうち休日が3日(休刊日、日曜祝日の夕刊が無い事を考えると合法?)しかなく、集金の事を考えるとほぼ休みなしといった感じでした。
寮として紹介されたアパートはとても古い4.5畳一間で、玄関の鍵も簡素なもので、一度泥棒に入られました。
幸い、集金期間ではなかったのですが、同じ専売所の人は集金期間に泥棒に入られ、集金バッグを盗まれてしまいました。
坂道ばかりの区域でありながら、バイクは維持費がかかるという事で使用せず、自転車での配達でした。
新聞配達・集金業務だけで考えるのならばいいですが、学業と両立させるには本当にお勧めする事は出来ません。
新聞配達員はこんな人におすすめ

- コツコツと積み上げるのが好きな人
- 体力に自身がある人
- 仕事に運動を取り入れたい人
- ルーティーンワークが苦にならない人
新聞配達の仕事は休日が少ないものの拘束時間が短いです。
そのため副業と相性が良く、特に在宅でできるWeb系の副業は体力面とのバランスを取りやすいでしょう。
HSPにおすすめの副業は以下に詳しくまとめています。
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新聞配達員の転職におすすめのサービス

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求人数 | 100万件 |
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担当に希望を伝えるとあなたに合った求人を紹介してくれます。
リクナビNEXTとの連携も可能なので、どんな仕事がいいか決めかねている人は一度相談してみましょう。
まとめ

新聞配達員の仕事は以下の理由からHSPと相性が良いです。
- 人との関わりが最小限
- 静かな時間帯で働ける
- ルーティーン作業がメイン
- 自分のペースで仕事ができる
就業するのに必要な資格や学歴もなく、未経験からでも安心して働くことができます。
一方で、深夜からの勤務が必要であることや、勤務が細切れになるなどの体調管理がしづらいというデメリットもあるので、求職の際は注意が必要です。
また、求人自体の数も少なく、希望の地域に募集があるとも限りません。
HSPと相性の良い職業は他にもあるので、他職も視野にいれながらの求職活動をおすすめします。
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HSPの自分に適した仕事の探し方を詳しく知りたい方は、以下の記事を読んでみてください。
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