
HSPと書店員の相性はどう?
バイトと正社員の仕事の違いは?
HSPにおすすめのバイトがあれば知りたい!
この記事ではこのような疑問に答えていきます。
筆者は内向型HSPの特性を持ち、3度の転職を経験しました。
この経験からHSPがストレスなく働く方法を考えるようになり、毎日発信を続けています。
結論から言うとHSPは書店員に向いています。
書店員はひとり作業と接客とのバランスが良く、静かな環境で働くことができるからです。
得意なことに集中できるのは幸せな環境である一方、書店員が全てのHSPに理想的とは限りません。
同じHSPでも性格や個性は様々。人により向き不向きがあるのは当然です。
書店員の仕事をよく知らずに選んでしまうと、キャリア構築や仕事内容に思わぬ落とし穴があるかもしれません。
この記事では書店員に転職するかを判断するための情報を全てまとめました。
仕事選びに迷っている人はぜひ最後まで読んでください。
HSPと相性の良い仕事を深く知り、理想の転職を成功させましょう
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目次
書店員の仕事の特徴

人との関わりの少なさ | ★★☆☆☆ |
未経験からの目指しやすさ | ★★★★★ |
仕事の自己完結度 | ★★☆☆☆ |
平均年収 | ★★☆☆☆ |
残業時間の少なさ | ★★★★☆ |
業務の時間的ゆとり | ★★★☆☆ |
ルーティーンワークの比率 | ★★★☆☆ |
HSP×書店員の良いところ【4選】

- 刺激が少ない
- 業務がシンプル
- 接客の距離感がちょうど良い
- ひとり作業の時間がある
それぞれ解説します。
刺激が少ない
HSPは強い音や光、温度感の高い人との接触で刺激を受け、精神的疲労を溜めてしまいます。
本屋は一般的に控えめな音楽と心地よい照明である場合が多く、来店する人も穏やかな人が多いです。
また、本の匂いを好むHSPも多く、本屋はHSPにとって過ごしやすい空間であると言えます。

業務がシンプル
書店員の業務に複雑な行程の業務はほとんどありません。
業務のメインは「レジ、陳列、補充」などシンプルなものばかりです。
HSPは仕事の失敗に対して強いプレッシャーを感じる人が多いため、シンプルな業務を好む傾向があります。
また、HSPはイレギュラーが苦手な面もあり、シンプルで予測がしやすい業務のほうが精神的にも負担が少ないです。
接客の距離感がちょうど良い

たくさんの人と関わるのが苦手というHSPは多いですが、書店員の接客はほとんどが浅く短い対応です。
HSPが人との関わりを苦手とする原因は、共感力の高さからくる「過度な気づかい」によるもの。
書店員の接客では過度な気づかいをする必要がなく、HSPの高い共感力を活かし、程よい距離感で気持ちの良い接客ができるでしょう。
また、本屋に来店する人は穏やかな性格な人が多いため、比較的クレーマーや温度感の高い人は少ない傾向にあります。
ひとり作業の時間がある
書店員の仕事はレジやお客様対応などの接客ばかりではありません。
在庫管理や陳列、ときには販促用のPOP作成なども行う必要があります。
人間関係にストレスや疲労を感じやすいHSPは、このようなひとり作業の時間をがあることで気持ちのリフレッシュをすることができます。
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HSP×書店員の注意点【2選】

- 意外と体力仕事
- 関わる人の数が多い
それぞれ解説します。
意外と体力仕事
書店員が体力仕事というのは意外に感じる人が多いでしょう。
書店員が体力仕事と言われる理由は以下の2つです。
- 長時間の立ち仕事
- 陳列や在庫整理など重い本の運搬がある
体力的負担が少ないと思い込んで始めてしまうと、思わぬギャップに苦しみ離職の原因になってしまいます。
書店員は意外にも体力仕事であることは認識しておきましょう。
関わる人の数が多い

本屋には毎日不特定多数の人が来店します。
規模により来客数は異なりますが、一般的な接客業と比較しても決して少ないほうではないです。
大型店舗やショッピングモールのテナントなどでは、同じ店舗のスタッフや他テナントのスタッフとの人間関係も発生します。
一方で、接客自体は密なものではなく浅く短い対応ばかりなので、つらいと感じるものではありません。
ひとり作業の時間を有効に活用して気持ちのリフレッシュにあてましょう。
書店員のバイトと正社員の仕事の違い

一般的な書店員のアルバイトが行う業務は以下の通り。
- レジ
- 品出し・陳列
- 接客
- 清掃 など
正社員になると上記に加え、以下のような業務が必要になります。
- 発注
- 人材管理(シフト作成・求人など)
- スタッフ教育
- 売上金の管理
- 販促戦略の立案
- クレーム対応 など
正社員になると責任の重い仕事が増えていきます。
従業員同士の人間関係や売上に対するプレッシャーも増え、HSPが苦手と感じる業務は増えていくでしょう。
書店員として働くメリットデメリットを整理し、自分との相性を見極めることが大事です。
HSPが自分に適した働き方を見つける方法は以下の記事に詳しくまとめています。
書店員の求人は少ない(R7.6月調査)

求人サービス大手2社の書店員の求人数は以下の通り。
リクナビ NEXT | 正社員 7件 契約社員 5件 |
インディード | 正社員 40件 契約社員 90件 派遣社員 17件 バイト 882件 |
他職と比較すると求人数はかなり少ないです。
ネット通販や電子書籍の普及が進み、本屋自体が減少していることが原因と考えられます。
一方で、求人サイトでの掲載数は少ないですが、店頭に求人情報を掲載しているお店は多いので、実際に足を運んで探してみるのもおすすめです。
正社員を目指すならバイトから始めることも検討しよう

書店員の求人を調査した結果、他職に比べかなり数が少ないです。
そのため、求人サイトを利用して正社員として入社するのはかなりハードルが高いと言えます。
それでは、書店員で正社員を目指す場合はどうすれば良いでしょうか。
おすすめの方法は「正社員登用制度」を利用することです。
正社員登用制度とは、バイトや派遣などで従事していた従業員を正社員として雇用する制度のこと。
すでにその人の働きぶりや人となりを把握しているので、一般採用に比べると内定のハードルは下がります。
正社員登用制度を設けている企業は求人情報に掲載されている場合が多いので、確認してみましょう。
書店員の平均年収は369.4万

厚生労働省jobtagによると、書店員の平均年収は369.4万です。
日本人の平均年収は458万(国税庁令和4年分民間給与実態統計調査)なので、平均を下回ることになります。
書店員に求められるスキル【3選】

書店員として働いていくためには、以下の3つのスキルがあると良いです。
- 本の知識
- コミュニケーション能力
- デザインセンス
本の知識は言わずもがな。もともと知識を持っていることも大切ですが、継続して身につけていく意欲も必要となります。
また、たくさんのお客さんと接する仕事ですので、笑顔や愛想の良さと言った最低限のコミュニケーション能力は必須です。
正社員になると、売場のレイアウト変更や販促物の作成などもあり、購買意欲を駆り立てるようなデザインセンスがあると仕事に活かされるでしょう。
書店員はこんな人におすすめ

- 知的好奇心が強い人
- 本が好きな人
- 程よく接客がしたい人
書店員は膨大な数の本を扱います。
いかに本好きな人と言えど、興味のある分野や作家などは限られるでしょう。
一方で、お客さんの満足度向上のためには幅広い知識が必要となるので、知識が増えることを楽しいと感じる知的好奇心の強い人は書店員に向いているでしょう。
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仕事探しにおすすめの転職サービス【3選】

- リクナビNEXT
- リクルートエージェント
- インディード
リクナビNEXT

サービス名 | リクナビNEXT |
対象年代 | 全年齢 |
対象地域 | 全国 |
求人数 | 100万件 |
掲載 ジャンル | 網羅的 |
公式 ページ | https://next.rikunabi.com/ |
特徴 | ・求人掲載数業界トップ ・スカウト機能がある ・求職者の8割が利用(リクナビNEXT公式) |

書店員は求人自体が少ないので、他職も視野に入れながらの仕事探しをおすすめします。
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とりあえず登録して定期的に求人をチェックしましょう!
リクルートエージェント

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対象年代 | 全年齢 |
対象地域 | 全国 |
掲載 ジャンル | 網羅的 |
求人数 | 公開38万 非公開25万 |
公式 ページ | https://www.r-agent.com/ |
特徴 | ・求人数業界ナンバーワン ・成約実績業界ナンバーワン ・転職サービス、ツールが豊富 |

転職エージェントとしては圧倒的な求人数があり、正社員での転職を目指す場合は登録必須です。
書店員は求人自体が少ないので、幅広い職種で仕事を探すべき。
担当のエージェントがつくので、希望条件を伝えて幅広く斡旋してもらいましょう。
自分では気が付かない適職に出会える可能性が上がります。
インディード

サービス名 | インディード |
対象年代 | 全年齢 |
対象地域 | 全国 |
求人数 | 620万件 |
掲載 ジャンル | 網羅的 |
公式 ページ | https://jp.indeed.com/ |
特徴 | ・雇用形態を問わず幅広い求人が掲載 ・特にアルバイトの求人に強い |

バイトから正社員登用を目指す場合はまずインディードに登録しましょう。
HSPにおすすめのバイト

本屋でバイトをしたいが、求人が少なくて見つけられないというHSPも多いでしょう。
ここではHSPにおすすめの書店員以外のバイトも紹介しておきます。
HSPがバイトを探す際には、以下の2点を基準にすると良いです。
- ひとりで作業ができる自己完結型
- 業務内容がシンプルで、ルーティーンワークが多い
ひとり作業が中心の自己完結型【6選】
人に気を使わず、黙々とひとりで作業ができるバイトはHSPにもっともおすすめです。
具体的には以下のようなバイトがあります。
密なコミュニケーションを必要としない販売系【6選】

販売系の仕事は不特定多数の人との接客が必要になりますが、その中でもHSPが働きやすいと感じる仕事はあります。
具体的には、お客さんとの距離が近くなりすぎない仕事や、バックヤード業務の割合が多い仕事です。
ただし、ゆっくりと考える時間が必要なHSPは、絶え間なく忙しさが続くような仕事は不向きと言えます。
以上のポイントを抑えたおすすめのバイトは以下のとおりです。
- コンビニ
- スーパーのレジ
- ドラッグストア
- 100円ショップ
- パン屋
- 雑貨屋
まとめ

結論から言うと、HSPと書店員は相性が良いです。
HSPと書店員の相性が良い理由は以下の通り。
- 刺激が少ない
- 業務がシンプル
- 接客の距離感がちょうど良い
- ひとり作業の時間がある
一方で、書店員はネット通販や電子書籍の普及が進んだ影響で求人自体が少なく、自分の条件にあった求人を見つけるのはハードルが高いです。
求人が見つけられない場合は、バイトから正社員を目指したり、実際に書店に足を運んで求人をチェックするなどを試してみてください。
それでも条件にあった求人がない場合は、他職も視野にいれて仕事を探すべきです。
HSPがストレスなく働いていく方法は数多くありますが、選べる選択肢は人によってさまざま。
自分がどのような働き方を選んで行けば良いかを知る方法は以下の記事に詳しくまとめました。
ぜひこちらも読んで、ストレスフリーな毎日を手に入れてください。