HSPはWebデザイナーに向いてない？相性・口コミ・目指し方を徹底解説！

HSPってWebデザイナーに向いてないの？

Webデザイナーの労働条件ってどんな感じ？

未経験からWebデザイナーを目指すにはどうしたらいい？

この記事ではこのような疑問に答えていきます。

結論から言うとHSPはWebデザイナーに向いています。

HSPが持つ創造性・論理的思考力・共感力などのさまざまな要素が活かせる仕事だからです。

筆者は内向型HSPの特性を持ち、3度の転職を経験しました。

この経験からHSPがストレスなく働く方法を考えるようになり、毎日発信を続けています。

目指すべき仕事を間違えてしまうと、そこに費やした時間や労力、お金がすべて無駄になってしまいます。

だからこそ、自分に合った仕事を知ることはとても大切なこと。

得意なことに集中し、自分らしく働ける職業に出会えることは大きな幸せです。

この記事では、WebデザイナーとHSPの相性を解説し「自分は目指すべきか？」という疑問を解決していきます。

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Webデザイナーってどんな仕事？

Webデザイナーとは「Webサイトのデザインとコーディング（※1.）」をする仕事です。

「Webクリエイター」や「ホームページデザイナー」などと呼ばれることもあります。

デザインと言っても単純な色や画像など見た目の要素だけではありません。

など「ユーザーの使いやすさを意識したデザイン」も含まれます。

具体的な作業内容には以下のようなものがあります。

Webディレクターとの違い

Webデザイナーと近い関係にある仕事に「Webディレクター」があります。

Webディレクターはプロジェクト全体を指揮する現場監督のようなポジション。

対してWebデザイナーは、指示内容を実行し作り上げる現場作業員といった関係性です。

ただし、企業や案件によっては明確な区別がなく、WebデザイナーがWebディレクターの仕事を担う場合もあります。

Webデザイナーの仕事の特徴

人との関わりの少なさ	★★★★☆
未経験からの目指しやすさ	★★☆☆☆
仕事の自己完結度	★★★★☆
平均年収	★★★☆☆
残業時間の少なさ	★★★☆☆
業務の時間的ゆとり	★★☆☆☆
ルーティーンワークの比率	★★★★★

HSPがWebデザイナーに向いている要素8つ

それぞれ解説します。

繊細なこだわりが活きる

Webデザイナーの仕事は、HSPの繊細で敏感な「違和感の察知能力」が活かされます。

なぜなら、Webデザイナーの仕事はミリ単位のズレ（Web業界ではピクセル単位と言われます）にまでこだわる必要があるからです。

HSPならば「ちょっとのズレ」に自然に気が付き「直したい」と感じる人は多いでしょう。

「細かすぎる」と言われるHSPの繊細さも、Webデザイナーの仕事では強い武器に変わります。

創造力と論理思考が活きる

Webサイトのデザインは、論理を基にした「型」をベースに創造力を駆使して作り上げます。

HSPは感受性の高さから創造力が豊かな人が多いです。

また、物事を深く考察する情報処理能力は、論理を正確に理解することに向いています。

この2つをあわせ持つHSPは、Webサイトのデザイン設計で力が発揮されます。

共感力が活きる

Webサイトの設計は「ユーザーの使いやすさ」も重要な要素です。

「このボタン、初めての人でも迷わず押せるかな？」

「この配色、ストレスにならないかな？」

このような「ユーザーを想像し、共感すること」が使いやすさの向上につながります。

HSPは共感力が高く、他人の不快感や違和感に敏感なため、ユーザーの立場に立ったデザインが自然とできるのです。

また、共感力の高さはクライアントの意向を的確に汲み取ることにも活かされ、関係性の向上にも貢献します。

ひとりで作業する時間が長い

大枠のコンセプトやデザインが決まってしまえば、大部分は黙々とパソコンに向き合う作業になります。

節目でクライアントや責任者との打ち合わせは発生しますが、多くの時間を要するものではありません。

自分のペースを乱されにくく、HSPが集中しやすい環境と言えます。

売上ノルマが無い

営業や販売業と違い、Webデザイナーに売上ノルマはありません。

人と競争させられることに強いプレッシャーを感じるHSPにとって、売上ノルマの無い仕事は働きやすい環境です。

一方で、期日厳守な仕事ではあるため「作業ノルマ」がある点には注意しておきましょう。

接する人の数が少ない

Webデザイナーの仕事は主に1~3名程度の少人数チームで動くことが多いです。

接する人の数が少なければ、過度な気遣いからくる精神的疲労が溜まりづらくなるので、働きやすい環境と言えます。

また、共感力が高く場の空気を読むことが得意なHSPは、人間関係のバランサーとしても重宝されます。

リモートワークができることも

Webデザイナーの仕事はリモートワークが可能な場合も多いです。

HSPが苦手とする人や環境からの刺激を避けるためにリモートワークは非常に有効な手段。

ただし、セキュリティ上の観点からNGとなる場合もあるので、リモートワークを希望する場合は事前に確認しておきましょう。

独立を目指せる

Webデザイナーの仕事は業務委託での募集も多く、独立してフリーランスで働いていくこともできます。

HSPにとって独立することは、もっともストレスフリーな働き方です。

独立することができれば働く時間、場所、相手、全てを自分で選択できるからです。

もちろん相応の時間と労力をかける必要がありますし、リスクも伴います。

しかし、実績と経験を積み上げることができれば、リスクを最小限に抑えて独立できます。

HSPがストレスフリーに生きるための、おすすめの選択肢のひとつです。

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HSPがWebデザイナーに向いてない要素4つ

それぞれ解説します。

納期に追われる

Webデザイナーの仕事は納期との戦いです。

常に納期を意識しながらの仕事はHSPにとって強いプレッシャーとなってしまい、焦りや緊張を生んでしまいます。

細やかなスケジュール組みや進捗状況の管理を徹底するなどし、心に余白を持ちながら働けるよう意識しましょう。

避けられない残業がある

Webデザイナーにとって納期はもっとも守るべき最重要事項です。

そのため、作業のスケジュールが押してしまうと残業をして終わらせる必要があります。

また、想定外のエラーが発生するなど急ぎの対応が必要となった場合は、残業や休日出勤になることも否定できません。

自己判断が求められる

HSPは自己判断が苦手と言われています。

自己判断が苦手な理由としては以下のようなものが挙げられます。

Webデザイナーの仕事はふんわりとした完成像に向かって形を整えていく作業と言えるため、自己判断の繰り返しです。

迷ったときの対処法を自分の中で確立しておくと、業務がスムーズに進むのでおすすめです。

修正依頼が多い

自己評価の低いHSPは修正依頼が多くなると自己否定感が強まってしまい、パフォーマンスの低下を招いてしまう可能性があります。

一方で、デザインにははっきりとした正解はなく、人それぞれの感性や好みが強く反映されるため修正依頼の多い仕事です。

修正依頼は自分の仕事を否定するものではなく「好みを反映させるための要望」と考えると良いでしょう。

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HSPに向いてる仕事・向いてない仕事

HSPに向いてる・向いてない仕事の特徴をそれぞれまとめました。

HSPと相性の良い仕事はWebデザイナー以外にもさまざまあります。

幅広く選択肢を持って、あなたに最適の仕事を見つけてみてください。

向いている仕事の特徴	詳細
自己完結型	作業配分やタスク管理の自由度が高く、スケジュール管理がしやすい
ルーティーンが多い	過度な深い情報処理を避けられるため、精神的疲労が溜まりにくい
ひとりで作業する時間が長い	人間関係のストレスを回避出来る
クリエイティブな仕事	HSPの豊かな感性を活かせる
ノルマや競争がない	プレッシャーや他者との比較を回避できる
精密さを求められる仕事	高い洞察力を活かせる
静かな環境	五感への刺激が少なく、集中力を維持しやすい
柔軟な働き方が出来る仕事 （リモートワーク・フレックス制度など）	苦手な環境を避けやすい

向いていない仕事の特徴	詳細
人との関わりが多い	過度な気づかいなど人間関係のストレスを抱えやすい
イレギュラーが多い	スケジュールを乱され、落ち着いて仕事が出来なくなる
ノルマや競争がある	過度なプレッシャーや、自己嫌悪に陥りやすい
スピード感が求められる	完成度を求めすぎて納期への焦りが生まれる
外部からの刺激が多い	集中力を妨げられる
突発的な仕事が多い	スケジュールを乱され、落ち着いて仕事が出来なくなる
長時間労働や残業が多い	疲労回復のための時間が足りなくなる
マルチタスクが多い	完成度の高い仕事が出来なくなる

具体的な職種は以下の記事に詳しくまとめています。

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Webデザイナーの給料

厚生労働省jobtagによると、Webデザイナーの平均年収は509.3万円です。

日本の労働者の平均所得は458万円（国税庁令和4年分民間給与実態統計調査）なので、平均を上回ることになります。

Webデザイナーの初任給（R7.5調べ）

求人サービス最大手「リクナビNEXT」でWebデザイナーの初任給を調査した結果、月20~28万程度と幅が広いのが特徴的でした。

Webデザイナーは経験者を求める傾向が強く、実務経験やスキルによって変動の幅が広いことが原因と考えられます。

リモートワークでの求人も多いので、地方在住でも高所得を狙える仕事です。

Webデザイナーの求人数（R7.5調べ）

求人サービス大手3社のWebデザイナーの求人数は以下の通り。

リクナビNEXT	正社員　957件 契約社員　43件 派遣社員　20件 業務委託　27件
リクルートエージェント	正社員　2,763件
インディード	正社員　12,016件 契約社員　552件 派遣社員　1,996件 業務委託　697件

休日日数の傾向（R7.5調べ）

求人サービス最大手「リクナビNEXT」で調査した結果、Webデザイナーの休日日数はほとんどが「完全週休2日」でした。

Webデザイナーの主な就業形態

厚生労働省jobtagによると、Webデザイナーの就業形態は自営・フリーランスが最も多く、独立を目指しやすい職業と言えます。

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Webデザイナーは未経験から目指せる？必要な学歴・資格

Webデザイナーとして働くために必須となる資格や学歴はありません。

一方で、求人情報を調査すると採用に有利になるためのスキルが見えてくるのでここでまとめます。

Webデザイナーに必要な学歴

Webデザイナーの求人はほとんどが学歴不問です。

一方で、厚生労働省jobtagが調査した「この職業で実際に働いている人が多いと感じる学歴」を見ると

となっており、専門卒・大卒を積極的に採用する傾向が見受けられます。

専門卒が多い理由は「専門的な知識を身につけている」ことであり、単純な学歴で判断されているわけではありません。

Webデザイナーに必要な資格・スキル

実際の求人情報を調査した結果、Webデザイナーで採用されるために有利になる資格は見つかりませんでした。

一方で、実務経験を求められるスキルは多くあったので以下にまとめます。

Webデザイナーの採用は資格の有無で判断されるのではなく、将来性と実務経験から判断されます。

Webデザイナーの採用に必要な実務経験

実際に求人情報を調査した結果、Webデザイナーとしての実務経験が必須となる求人は約半数程度でした。

将来性のある若年層では未経験での採用が見込めるものの、即戦力が求められるミドル世代の転職には実務経験がほぼ必須であると考えたほうが良いです。

実際に、厚生労働省jobtagが調査した「この職業で実際に働いている人が必要と考える入職前の実務経験の期間」を見ると「わからない」を除く半数以上が「1ヶ月以上」と回答しています。

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未経験からのWebデザイナーの目指し方

一般的に若手と言われる20代の場合は、未経験でも採用が見込めるのでどんどん応募していきましょう。

転職活動の際は、無料で転職に関わるさまざまなサポートが受けられる「転職エージェント」の利用をおすすめします。

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若手でも内定がもらえない人、ミドル世代の人はまずはスキル習得です。

Webデザイナーに必要なスキルは専門性が高く、独学での習得はハードルが高いのでスクールや通信講座の利用をおすすめします。

現在IT関連のスクールは国からの補助金があり、最大70%のキャッシュバックが受けられるので今がチャンスです。

スキルの習得が済んだら実務経験を積みます。具体的な方法は以下の通り。

実務経験は最低1年を目安にしてください。

フリーランス案件の受注には「クラウドワークス」や「Lancers」を利用すると良いでしょう。

スキル習得におすすめのスクール・通信講座

Webデザイナーを目指してスキル習得をする際に、おすすめのスクールを紹介します。

DMM WEBCAMP

デジハリ・オンラインスクール

デジタルハリウッドSTUDIO by LIG

実際にWebデザイナーとして働いている人の口コミ

良い点

始めたきっかけが友人からヘルプを頼まれた事でした。

それまでしたことがない事でしたが、作業内容の似た仕事をしたことがあったので声をかけてきたそうです。

実際にすれば「慣れなんだな」とおもいました。

大きな流れはどれも変わらないので興味があれば挑戦して良いジャンルだとおもいます。

悪い点

作業量も多いので他の仕事をしながらとなると、本業が余程波のある職種ではないと難しいのかなとおもいます。

1部分だけ作業するとなるとチームやプロジェクトを組まないといけないので、副業にするかに関しては慎重にすすめた方が良いです。

コエシル

そりゃさ、数年稼いだり、ある月だけ月150万！とかは可能やろ、独身Webデザイナーなら。月200万を継続するのがクライアントワークのみだったらしんどいし、15年以上フリーでやってるけど、続けることが難しいのよ。ちょい期間だけ稼いだWebインフルエンサーとか説得力ないのよ

X

実際に案件をやってるとめちゃくちゃ学びが多くて、まだまだデザインとか、制作する上で知らないこととか沢山あることに気づきます。めちゃくちゃやりがいMAXです

X

【ご報告】社畜卒業して、在宅ワークしてます。15時間労働、手取り18万だった私が、今では転職してWEBデザイナーやってる。経験もスキルも何もなかったけど、マンツーマンで教えてもらえたから、高卒の私でもできた。本当にあの時勇気出して良かった。

— まい@WEB業界に転職しました (@webfree_mai) March 20, 2025

わたしまさに「webデザイナーからUIUXデザイナーになってプロダクトデザインやってるなう」な人間だけど、毎回「これできる？」「やったことないけどできまーす！」を繰り返してたら、いつの間にかここにいたって感じなのでよくわかんないっぴ >RT

— あい (@sorausagi) March 18, 2025

Webデザイナーはこんな人におすすめ

IT技術は進化のスピードが早く、新しい技術を学び続ける意欲が重要になる仕事です。

デザイナーというと「創造力や独創性」をイメージしがちですが、ユーザーの利便性を追求するには論理的思考力も必要になります。

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Webデザイナーの転職におすすめのサービス

リクルートエージェント

サービス名	リクルートエージェント
対象年代	全年齢
対象地域	全国
掲載 ジャンル	網羅的
求人数	公開38万 非公開25万
未経験職 対応	可能
公式 ページ	https://www.r-agent.com/
特徴	・求人数業界ナンバーワン ・成約実績業界ナンバーワン ・転職サービス、ツールが豊富

【体験談】リクルートエージェントの評判は本当？実際に利用した感想と口コミを紹介

リクルートエージェントって実際どう？ ネットの評判は信じていいの？ 他のサービスとの違いって何？ この記事ではこのような疑問を解決していきます。 結論からいうと、リクルートエージェントはほぼ全ての求職 ...

ユニゾンキャリア

サービス名	ユニゾンキャリア
対象年代	~49歳
対象地域	全国（主に都市部）
掲載 ジャンル	IT、ゲーム
求人数	2万件
未経験職 対応	一部可能
公式 ページ	https://unison-career.com/job/
特徴	・20代は未経験でもサポート ・30代からは業界経験推奨 ・完全無料のITスクールサービス ・Google口コミ☆4.9（183件）

インディード

サービス名	インディード
対象年代	全年齢
対象地域	全国
求人数	620万件
掲載 ジャンル	網羅的
公式 ページ	https://jp.indeed.com/
特徴	・雇用形態を問わず幅広い求人が掲載 ・特にアルバイトの求人に強い

まとめ

Webデザイナーは以下の理由からHSPと相性が良いです。

Webデザイナーとして働くためには、若手世代では未経験でも雇用が見込めるものの、ミドル世代以降はスキルの習得が必須です。

スキル習得におすすめのスクールは以下の通り。

現在IT関連のスクールは国からの補助金があり、最大70%のキャッシュバックが受けられるので今がチャンスです。

実務経験がネックで転職が難しい場合は以下の方法も検討しましょう。

WebデザイナーはHSPと相性の良い要素が多く、平均年収も高めの仕事です。

スキルと実績を身に着ければ、独立することも夢ではありません。

ストレスフリーな毎日を手に入れる一歩として、ぜひWebデザイナーを目指してみてはいかがでしょうか。

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