HSPに向いている資格って何があるのかな?
自分の強みを活かした仕事に就くには、どんな資格が必要かな?
資格を取得して自分の可能性を広げたい!
HSPは資格を取得することでたくさんのメリットを受け取れます。
しかし、無数にある資格の中から何を選んだらいいのか、悩んでしまいますよね。
結論から言うと、「HSPと相性の良い仕事にちなんだ資格」がもっともおすすめです。
この記事では、自身も内向型HSPの特性を持つ筆者が、HSPと相性の良い資格を厳選して紹介していきます。
目次
HSPが資格を取るべき理由
なぜHSPは資格をとるべきなのか。
理由は以下のとおりです。
- 自分に自信がつく
- 自分の強みを活かした仕事に就ける
- プライベートが充実する
それぞれ解説していきます。
自分に自信がつく
HSPは自己評価の低い人が多いです。
資格を取得するということは、客観的に自分を認められる証明となります。
自分に自信が持てるようになると、周りからの目を気にすることが少なくなり、HSPが抱えやすいストレスの要因をひとつ排除できます。
自分の強みを活かした仕事に就ける
「今の仕事は自分にあっていないんじゃないか……」
と、悩んだことはありませんか?
しかし、転職というのは簡単にできるものではないですよね。
「同じ業種に転職しても、また同じ悩みを抱えるんじゃないかな……」
「かと言って未経験の職種に飛び込むのも不安だし……」
このような悩みを抱えているHSPは多いです。
資格を取得することで新しい分野に挑戦するきっかけになりますし、第三者からの証明となることで転職にも有利に働きます。
プライベートが充実する
仕事ばかりではなく、自分のプライベートを充実させるための資格も選択肢のひとつです。
でも、仕事にできる資格がおすすめなんじゃないの?
例えば、アロマセラピストやインテリアコーディネーターなどが挙げられます。
就業後や休日の休息時間をより有意義に過ごせるようになれば、ストレスを溜め込みづらくなり仕事を頑張るモチベーションになります。
なにより、どんなことでも極めれば仕事にできる可能性を秘めています。
HSPにおすすめの資格20選
ここまで、HSPが資格を取るべき理由と、HSPに向いている仕事の特徴について解説してきました。
それではここからは、そのような仕事に活かせる、目指せる資格を厳選して紹介していきます。
【専門職を目指せる】仕事に実用的な資格
- WEBライティング実務士
- 日商簿記
- 公認会計士
- 社会保険労務士
- 行政書士
- 司法書士
- 公認心理師
- 税理士
- 動画編集検定
- 情報処理技術者試験
- Webクリエイター能力認定試験
- HTML5プロフェッショナル認定資格
WEBライティング実務士
これからWEBライターを目指す、未経験者向けの資格です。
文章作成・SEOの基礎、クライアントワークの基本的なマナーなどが出題されます。
活かせる・目指せる仕事
- Webライター
- ブロガー
- YouTuber
日商簿記
経理や会計などに関する知識を証明する資格です。
1級を取得すれば、税理士や公認会計士などの受験資格も得られます。
活かせる・目指せる仕事
- 企業の経理
- 会計事務所
- 税理士事務所
無料で簿記の講義が受けられるCPAラーニングは確実に登録しておきましょう。
公認会計士
監査や会計のスペシャリスト。
主に会社のお金に関わる深い知識が要求されます。
活かせる・目指せる仕事
- 会計士
- 税理士事務所
- 企業の経理、財務
日商簿記と同様にCPAラーニングで無料講義が受けられます。登録必須です。
社会保険労務士
労働、社会保険の専門家。
誰でも受験できるわけではなく、「学歴」や「実務経験」など、いずれかの要項をクリアする必要があります。
活かせる・目指せる仕事
- 社会保険労務士
- 企業の人事、労務
- 会計事務所
行政書士
役所などに提出する、行政手続きの専門家。
法律や一般知識に関する問題が出題されます。
活かせる・目指せる仕事
- 行政書士
- 司法書士事務所
- 弁護士事務所
- 企業の法務部
司法書士
不動産や法人の登記など、法務局や裁判所などに提出する手続きの専門家。
法律に関する問題が出題されます。
行政書士に比べ、難易度は高いとされています。
活かせる・目指せる仕事
- 司法書士
- 企業の法務部
- 弁護士事務所
税理士
税の専門家。
個人、企業問わず幅広い分野で必要とされます。
活かせる・目指せる仕事
- 税理士
- 会計事務所
- 企業の経理、財務
動画編集検定
動画編集やクライアントワークの基礎知識などが出題されます。
3級と2級があり、1級は現在準備中です。(2024年2月現在)
活かせる・目指せる仕事
- 動画編集者
- YouTuber
- Webライター
- Webデザイナー
情報処理技術者検定
システムエンジニアやプログラマーなど、IT業界に関わる共通の知識が出題されます。
パソコンを主戦場とする仕事全般で活きてきます。
活かせる・目指せる仕事
- プログラマー
- Webライター
- Webデザイナー
- ブロガー
Webクリエイター能力認定試験
Webページを制作するための能力を証明する資格です。
合格率89.92%(2022年度)と、難易度は低めです。
活かせる・目指せる仕事
- Webデザイナー
- ブロガー
- Webライター
HTML5プロフェッショナル認定試験
Webコンテンツの制作やデザインに関する知識が出題されます。
レベルが2段階あり、レベル2になるとWebアプリケーションの開発などが出題範囲に含まれてきます。
活かせる・目指せる仕事
- プログラマー
- Webデザイナー
【極めれば仕事にできる】自分のために使える資格
ここでは直接仕事には結びつきにくいですが、自分のために使える資格を紹介していきます。
プライベートが充実すれば仕事のモチベーションアップにも繋がり、間接的に仕事にも活きてきます。
- アロマセラピスト
- インテリアコーディネーター
- カラーセラピー
- メンタルヘルスマネジメント
- ファイナンシャルプランナー
- 公認心理士
アロマセラピスト
精油のブレンド方法やハーブの育て方などが出題されます。
初心者向けの資格試験で、在宅で受験が可能です。
活かせる・目指せる仕事
- アロマサロン
- アロマ販売員
- アロマ講師
- 病院、介護現場
アロマ系の資格は他にもたくさん種類がありますので、以下のリンクから自分にあったものを探すと良いです。
インテリアコーディネーター
住まい手にとって快適な空間を作るための資格です。
インテリアに関する法規や歴史など、コーディネート以外にも幅広い知識が要求されます。
活かせる・目指せる仕事
- 住宅メーカー
- インテリアメーカー
- インテリア販売店
心理&WEBカラーセラピスト
色が人に与える影響や、Webに特化した基礎知識や活用方法を学べます。
教材、試験ともにWebで利用することができます。
活かせる・目指せる仕事
- YouTuber
- ブロガー
- Webデザイナー
- 動画編集者
メンタルヘルスマネジメント
仕事に特化した、心の健康管理を学べる資格です。
メンタルケアの意義や、ストレスの対処法などが出題されます。
活かせる・目指せる仕事
- 企業の人事
- 管理職
ファイナンシャルプランナー
個人や家庭のお金に関する知識を証明する資格。
税制、保険、ローン、年金など幅広い知識が要求されます。
活かせる・目指せる仕事
- Webライター
- 会計事務所
- 税理士事務所
- 企業の人事、総務
公認心理師
心理学を用いて、心に問題を抱えている人をサポートする専門家です。
受験には「学歴」や「実務経験」など、いずれかの要項をクリアする必要があります。
活かせる・目指せる仕事
- 教育機関
- 福祉機関
- 医療機関
【その他】人間関係に活かす
人間関係は仕事・プライベート問わず、生きていくうえで必要不可欠な要素ですね。
ここでは人間関係をより良好に築いていくための資格を紹介します。
- アンガーマネジメント
- 伝え方コミュニケーション検定
アンガーマネジメント
自分の怒りの感情との向き合い方について学べる資格です。
怒らないことを目標とするのではなく、必要なときには上手に怒る、必要のないときには怒らないようにすることを目的としています。
伝え方コミュニケーション検定
言葉の伝え方を学べる資格です。
コミュニケーションは生きていくうえで必要不可欠なもので、活躍の場面は多いでしょう。
初級、中級、マスターの三段階に分かれており、全て在宅で受験が可能です。
資格取得におすすめのサービス
資格を取得するための勉強には、通信講座がおすすめです。
時間に余裕のない会社員の方などは、スキマ時間を活用しやすいデジタルツールが利用できるサービスが効率的でしょう。
HSPに向いてる仕事の特徴
ここではHSPと相性の良い仕事の特徴を解説します。
「どんな資格を選べばいいか」を考えるうえで、「自分が向いている仕事を知る」ことは重要です。
せっかく資格を取得して、やってみたかった仕事に就けても
「思ってたのと違った……」
となってしまえば、心が折れてしまいますよね。
自分の特性と照らし合わせ、資格選びの参考にしてください。
HSPと相性の良い仕事の特徴は以下のとおりです。
- 自己完結型
- 正確性が求められる仕事
- 人の役に立てる仕事
- ノマドワーク
- 自分のペースで進められる
それぞれ解説していきます。
自己完結型の仕事
空気を読みすぎてしまうHSPは人付き合いが苦手です。
あなたはチームで仕事をしていて、以下のようなことがありませんでしたか?
- 仕事の確認をしたいのに、相手が忙しそうで話しかけられない
- ミスを指摘したいけれど、相手が嫌がりそうで言い出せない
- 嫌な仕事を押し付けられたけど断れない
人と連携をとらなくてよい自己完結型の仕事は、このような人付き合いのストレスをうけずにすみます。
正確性が求められる仕事
HSPはものごとの問題点や違和感を敏感にキャッチします。
あなたも、パッと見ただけなのに「なにかおかしいな……」と感じた経験がありませんか?
スピードよりも正確性が重要視される仕事では、この特性が大いに活きてきます。
また、問題点を事前に把握し先回りして対処できるHSPは、トラブルの少ない安定した仕事も得意です。
人の役に立てる仕事
「人の役に立ちたい」と思うHSPは多いです。
繊細で敏感なHSPの特性が、困っている人(こと)にいち早く気付けるからだと考えられます。
ただし、自分を犠牲にしてまで人のために動いてしまうHSPも多いので、やりすぎには気をつけましょう。
ノマドワーク
ノマドワークとは、決まった場所ではなく、自宅やカフェなどその時々で自由に移動しながら仕事をすることです。
刺激に敏感なHSPは、集中を妨げる要素が身近にたくさんあります。
具体的には以下のようなものが挙げられます。
- 近隣の工事音
- 香水の匂い
- タイピング音など
決まった場所で仕事をしなければいけない一般的な会社では、このような環境を自分で改善するのは困難です。
ノマドワーカーになると自分が集中しやすい環境に、自由に移動しながら仕事をしていけるので、HSPには相性が良いと言えます。
自分のペースで進められる
計画的に物事を進めていくことが得意なHSPですが、反対にイレギュラーが苦手です。
あなたは急に予定していなかった仕事をふられてしまい、あたふたとしてしまうことがありませんか?
常に顧客ペースを求められる接客業などは、HSPには不向きと言えます。
イレギュラーが少なく自分のペースで進められる仕事では、計画通りにきっちりと進めていくことができるので、安定した成果を出していけます。
反対に、向いていない仕事の特徴は以下の記事にまとめています。
HSPが資格を取得する際の注意点
さっそく講座に申し込んで勉強を始めよう!
ですが、勉強を始める前に注意事項も確認しておきましょう!
- 目的を明確にする
- 無理しない
それぞれ解説していきます。
目的を明確にする
資格は取得して終わりではありません。
長い時間をかけて勉強をしていくと、いつしか「資格を取得すること」がゴールになってしまいがち。
「どのような未来を思い描いてその資格を取得したのか」
「より良い未来を得るために資格をどう活かしていくのか」
明確なビジョンを持って取り組みましょう。
無理しない
資格の取得には多くの時間と労力が必要です。
決して安くない費用がかかる場合もあるでしょう。
しかし、日頃から疲れがたまりやすいHSPはがんばりすぎに注意です。
余裕をもったスケジュールを組み、疲れがたまったときは無理せずに休む。
心の健康を第一に取り組みましょう。
まとめ
HSPは資格の取得がおすすめです。
理由は以下のとおり。
- 自分に自信がつく
- 自分の強みを活かした仕事に就ける
- プライベートが充実する
このような理由から、HSPがより自分らしく生きていく助けとなります。
取得する資格は仕事に活かせる、特に独立を目指せる資格がおすすめです。
フリーランスになることが、HSPにとってもっともストレスの少ない生き方だからです。
具体的な資格はHSPにおすすめの資格にまとめました。
資格を取得することにより仕事や転職に活かせることはもちろんですが、「自分を認められるようになる」ことが、HSPにとってもっとも重要だと考えます。
理想の未来を目指して、一歩踏み出してみませんか。