
HSPでもイラストレーターってできるの?
在宅でゆるく働けるって本当?
副業で始めて本当に収入になるの?
こんな疑問を感じていませんか。
今の仕事がしんどいと感じていると「もっと自分に合う働き方があるんじゃないか」と考えるのは自然なことです。
特にHSPの場合、人間関係や職場環境の影響を強く受けやすいため、ストレスの少ない働き方を探している人は多いと思います。
その中でよく候補に上がるのが、イラストレーターのような在宅・クリエイティブ系の仕事です。
ただ、ここでひとつ理解しておきたいのは「イラストレーター=楽に稼げる仕事ではない」ということ。
実際に僕も副業としてWeb系の仕事に取り組んできましたが、どの仕事も最初はほとんど稼げませんでしたし、コツコツ積み上げる期間は避けられませんでした。
この記事の結論を先にお伝えすると、イラストレーターはHSPと相性の良い部分は多いものの、誰にでも向いている仕事ではありません。
副業として月数万円を目指すのであれば現実的ですが、いきなり生活できるレベルを狙うのは難しく、長く続けた人だけが伸びる仕事です。
それでも、人間関係のストレスを減らしながら、自分のペースで働ける可能性があるのは大きなメリット。
「いきなり転職は不安だけど、何か行動はしたい」
そんな人にとっては、副業として試してみる価値は十分にあります。
この記事では、収入の現実や始め方、向いている人の特徴まで具体的に解説していきます。
目次
イラストレーターは未経験からでもできる?収入と難易度の現実

結論から言うと、イラストレーターは未経験からでも問題なく始められます。
実際、初心者向けの案件も一定数あり、いきなり高いスキルがなくても、小さな仕事から少しずつ実績を積み上げていくことは可能です。
「絵を描くのが好き」というレベルからスタートして、副業として収入につなげている人も珍しくありません。
ただし、最低限のデザインスキルやクライアントワークの基本(納期を守る、修正に対応する、意図をくみ取るなど)は必ず求められます。
そのため、最初のうちは「稼ぐこと」よりも「基礎を身につけながら実績を作る期間」と考えることが大切です。
副業イラストレーターの収入目安

副業イラストレーターの収入は、かなり個人差があるため断言はできません。
あくまで大まかなイメージとして参考にしてください。
0〜6ヶ月|0〜1万円程度
最初のうちはまず仕事を簡単にはもらえません。
応募しても通らない期間が普通にあります。
この時期は「稼ぐ」というよりも、「実績を作るための期間」と考えてましょう。
3〜9ヶ月|1〜3万円程度
実績が少しずつ積み上がり、安定して案件を取れるようになると、月1〜3万円くらいが見えてきます。
6〜18ヶ月|3〜6万円程度
継続案件やリピート依頼が増えてくると、月3〜6万円あたりが現実的なラインになります。
この段階まで来ると「副業として成立している」と感じられる人も多いです。
10万円以上を目指すなら【時間単価】を意識

月10万円以上を目指す場合は少し話が変わります。
単純に作業量を増やすだけでは限界があるため、「時間単価」を意識する必要が出てきます。
- 単価の高い案件を取る
- 作業スピードを上げる
- 専門性を持つ
など、戦略的に動かないと伸びにくい領域です。
副業イラストレーターに必要な機材と初期費用

副業イラストレーターを始めるためには、ある程度の初期投資が必要になります。
ただし、極端に高額というわけではなく、副業として挑戦しやすい範囲に収まるケースがほとんどです。
| パソコン | 10万円程度 |
| ペンタブレット | 1〜5万円程度 |
| 作成ソフト | CLIP STUDIO PAINT PRO 買い切り6,900円〜 |
副業イラストレーターにはどんな案件がある?

副業イラストレーターといっても、仕事内容はかなり幅広いです。
ここでは代表的な案件をざっくり紹介します。
- YouTubeなど動画コンテンツの挿絵
- 広告マンガ作成
- SNSアイコンの作成
- 広告バナーのデザイン
- Webサイトやチラシ・ポスターの挿絵
- キャラクターデザイン(ゲーム・Vチューバーなど)
- 本や電子書籍の表紙・挿絵
- LINEスタンプの作成
- 商品紹介や使い方の図解作成
- 画像トレース(デジタルデータ化)
「イラスト=絵を描く仕事」というイメージがありますが、デザインや図解など、実用寄りの仕事も多いのが特徴です。
副業イラストレーターの案件はどこで見つける?

副業イラストレーターの仕事は、基本的にクライアントから依頼を受けて制作する「クライアントワーク」が中心になります。
自分でイラストを販売する方法(ストックイラストなど)もありますが、安定して収益化するには難易度が高いため、ここでは現実的に取り組みやすい方法に絞って解説します。
- クラウドソーシングで応募
- スキルマーケットで依頼を待つ
- SNSで直接依頼を獲得する
それぞれ解説します。
クラウドソーシングで応募

クラウドソーシングとは、仕事を依頼したい人と、仕事を受けたい人をマッチングするサービスのことです。
イラスト案件も多く掲載されており、初心者でも応募できる仕事が見つけやすいのが特徴。
代表的なサービスとしては、Lancersやクラウドワークスがあります。
最初はこの2つに登録しておけばOKで、案件の探し方や応募の流れにも慣れていきやすいです。
スキルマーケットで依頼を待つ

スキルマーケットは、クラウドソーシングとは逆に「自分のスキルやサービスを出品して、依頼を待つ」タイプのサービスです。
あらかじめ自分の得意なイラストや料金を設定しておくことで、興味を持った人から直接依頼が来る仕組みになっています。
代表的なサービスとしてはココナラが有名で、他にもSKIMAやSkebなどがあります。
営業が苦手な人でも始めやすい反面、最初は実績がないため依頼が来にくいという特徴もあります。
SNSで直接依頼を獲得する

SNSでも、イラストの仕事を募集しているケースは意外と多くあります。
また、自分から作品や活動を発信していくことで、そこから直接依頼が来ることもあります。
特にXやInstagramなどはイラストとの相性も良く、実績が増えていくほど依頼につながりやすいです。
日頃から継続的に発信を続けていくとフォロワーとの交流も生まれ、仕事につながる良い循環も期待できます。
ただし、すぐに成果が出るものではなく、ある程度の積み上げが前提になる点は理解しておきましょう。
HSPに副業イラストレーターがおすすめな理由

HSPにとってイラストレーターは、ストレス要因を避けつつ、自分の強みを活かしやすい仕事です。
ここでは、その具体的な理由を解説していきます。
- 人間関係のストレスが最小限で済む
- 自分のペースで働ける在宅ワーク
- 細かいこだわりや感性がそのまま強みになる
- 将来的に独立も目指せる
それぞれ解説します。
人間関係のストレスが最小限で済む

副業イラストレーターは、関わる人の数がかなり限定される仕事です。
基本的にはクライアントとのやり取りのみで、しかもテキスト中心で完結するケースがほとんど。
対面でのコミュニケーションや、複数人との調整に追われる場面は少なく、人間関係に振り回されにくい環境です。
結果として、自分の作業に集中しやすく、黙々と仕事に没頭できるのが大きなメリットです。
自分のペースで働ける在宅ワーク

副業イラストレーターは在宅で完結できる仕事が多く、自分のペースで働きやすいのが大きなメリットです。
移動がなくなることで時間と体力の消耗を抑えられるほか、音や人の気配などの刺激も自分でコントロールしやすくなります。
そのため、HSPにとって負担になりやすい環境ストレスを大きく減らせる働き方です。
「人に合わせて働く」のではなく「自分に合う環境で働ける」という点は、長く続けるうえでも大きな強みになります。
細かいこだわりや感性がそのまま強みになる

HSPは感受性が高く、細かい違和感やニュアンスに気づきやすい特性があります。
こうした特性は、クリエイティブ系の仕事と相性が良く、イラストやデザインの分野ではそのまま強みとして活かされやすいです。
色使いやバランス、ちょっとした表情の違いなど、細部へのこだわりが作品の質を大きく左右します。
また、正確性の高さや丁寧さといった特徴も評価されやすく、修正対応やクオリティの安定感につながるポイントです。
「細かいことが気になる」という特性は、見方を変えればそのまま武器になります。
将来的に独立も目指せる

副業イラストレーターは、実績とスキルを積み上げていけば、将来的に独立も目指せる仕事です。
独立の最大のメリットは、働く環境や人間関係、仕事の内容を自分で選べるようになること。
会社に縛られず、自分に合った働き方を設計できるため、ストレスを大きく減らせる可能性があります。
特にHSPにとって「苦手な環境を避けられる」という点は大きなメリット。
自分のペースで働きながら、少しずつ収入や働き方の自由度を高めていくことができます。
独立についてはメリットだけでなく注意点もあるため、気になる方は以下の記事も参考にしてみてください。
HSPが副業イラストレーターで苦労しやすいポイント

副業イラストレーターはHSPと相性の良い部分が多い一方で、誰にでも向いているわけではありません。
ここでは注意点もまとめておくので、自分にとってどのくらいハードルになりそうかを確認してみてください。
- 教えてもらえない環境にストレスを感じやすい
- 納期のプレッシャーが常につきまとう
- いきなり高額を稼げる仕事ではない
それぞれ解説します。
教えてもらえない環境にストレスを感じやすい

副業イラストレーターは、仕事について手取り足取り教えてもらえる環境ではありません。
多くの場合は、マニュアルや指示をもとに、自分で調べながら作業を進めていく形になります。
そのため、
「分からないことを自分で解決する力」や
「疑問点を整理して伝える力」は、前提として求められます。
ただ、ここでしんどいのが「質問すればいい」と分かっていても、何度も聞くのは気を使うという点です。
分からないけど聞きづらい、でも納期は迫ってくる。
この板挟みの状態は、HSPにとって大きなストレスになります。
結果的に自分で調べながらなんとか形にしていましたが、本当にそれが正解なのか分からないままの提出は、かなりストレスを感じていました。
納期のプレッシャーが常につきまとう

副業イラストレーターは、納期に合わせて仕事を進める「納期型」の働き方です。
そのため、常に「期限までに終わらせないといけない」というプレッシャーがつきまといます。
特に副業の場合、本業との兼ね合いで想定より時間が取れなくなることもしばしば。
HSPは心配性で完璧主義な傾向があり「ミスをしたくない」という意識も強くなりがち。
結果的に、急な残業や体調不良などで作業時間が削られると、一気に気持ちの余裕がなくなります。
こうした負担を減らすためにも、最初のうちは複数案件に手を出すのではなく、ひとつの案件に集中するのがおすすめ。
まずは「どのくらいの作業量で、どれくらい時間がかかるのか」という感覚をつかむこと。
そのうえで、少しづつ案件を増やしていくほうが、無理なく続けやすくなります。
いきなり高額を稼げる仕事ではない

副業イラストレーターは、実績とスキルがものを言う仕事です。
そのため、初心者がいきなり大きく稼ぐのは現実的ではありません。
案件をこなして実績を積み、評価を得て、少しずつ単価を上げていく。
こうした積み上げを前提とした働き方になります。
実際、最初のうちは単価も低く「これだけ時間をかけてこの金額か…」と感じる場面も少なくありません。
そのため、
「すぐに収入を増やしたい」
「短期間で結果を出したい」
という人にはあまり向いていない仕事です。
一方で、コツコツ積み上げていくことが苦にならない人にとっては、時間をかけた分だけ収入や働き方の自由度が広がっていくのも事実。
短期的な成果ではなく、長い目で見て取り組めるかどうかが重要なポイントになります。
イラストレーターに向いてる人・向いてない人
ここまで解説してきた内容を踏まえて、イラストレーターに向いている人・向いていない人の特徴を整理しておきます。
一方で、以下のような人にはあまり向いていません。
- すぐに収入を増やしたい人
- 誰かに手取り足取り教えてほしい人
- 納期や時間に追われるのが苦手な人
すべてを満たす必要はありませんが「自分にとって無理なく続けられそうか」という視点で判断することが大切です。
独学が不安な人はスクールを活用するのもあり

独学でもスキルを身につけることは可能ですが、YouTubeなどの無料教材だけでは、どうしても時間がかかりやすいのが現実です。
そのため、効率よく基礎を固めたい人や、最初の一歩に不安がある人は、体系的に学べるスクールや通信講座を活用するのもひとつの選択肢です。
実際、スクールで基礎を学んだという経験は「これでやっていける」という自信につながり、案件に応募する際の心理的ハードルを下げてくれます。
ここからは、未経験からでも学びやすいおすすめのスクールを紹介していきます。
ユーキャン デジタルイラスト講座

【料金】
39,000円~
【特徴】
- CLIP STUDIO PAINTを使用した、ペンタブでのイラスト作成に特化
- 未経験者がコスパ重視で学ぶのに最適
- 8日以内の返品OK
- 添削、質問対応有り
8日間の返品対応がついてるのも安心ポイントですね!
UDEMY(ユーデミー)
【料金】
- 月額2,292円〜(R8.6時点)
【特徴】
- 投稿されている講座を自由に選んで見られるサイト
- サブスク制、講座ごとの買い切り、どちらも有り
- イラストレーター以外のジャンルも多数あり
安価である反面、当たり外れがあるのは事実。
根気よく講座を探せる人や、とにかくコスパ重視の人向けです。
ヒューマンアカデミー イラストマスターコース
がっちり学んで自信をつけてから始めたい人向け。
イラストレーターはAIに奪われる?現状と今後

イラストレーターの仕事がAIにすべて奪われる可能性は低いですが、影響を受けているのは事実です。
実際、簡単な挿絵やアイコン作成などは、すでにAIで代替され始めています。
「それっぽい画像を素早く作る」という点においては、人よりもAIのほうが圧倒的に効率が良いからです。
一方で、AIで作成された画像は似たようなテイストになりやすく、違和感を持つ人が多いのも事実。
「誰に向けて、どんな意図で作るのか」
こういった部分を汲み取り、人の温度感やオリジナリティを表現できるイラストは、今後も人の価値が残りやすい領域です。
ただし、AIの進化スピードは非常に速く、10年後どうなっているかは正直誰にも分かりません。
これはイラストレーターに限らず、多くの仕事に共通して言えることです。
そこで大切になるのが「ひとつのスキルに依存しすぎないこと」
イラストだけでなく、デザイン・発信・マーケティングなど、関連スキルもあわせて身につけていくことで、環境が変わっても対応できる幅が広がります。
副業として取り組む場合も「これ一本で生きていく」ではなく「将来の選択肢を増やすためのスキル」として捉えておくと、無理なく続けやすくなります。
まとめ|イラストレーターは今すぐの逃げ道ではなく、将来の選択肢

イラストレーターは、HSPと相性の良い働き方のひとつです。
人間関係のストレスを減らしながら、自分のペースで取り組める点は、大きなメリットと言えます。
ただし、いきなり安定した収入が得られる仕事ではなく、コツコツと実績を積み上げていく必要があります。
そのため、
「今すぐ環境を変えたい」
「すぐに収入を増やしたい」
という人にとっては、遠回りになる可能性が高いです。
一方で、
「将来の選択肢を増やしたい」
「少しずつでも今の働き方を変えていきたい」
と考えている人にとっては、十分に挑戦する価値のある副業です。
もしイラストレーターに限らず「自分に合う副業」を広く知りたい場合は、以下の記事も参考にしてみてください。
「イラストレーターを目指して、まず行動してみたい」
「独学だと不安だから、最低限の基礎を固めてから始めたい」
という人は、スクールを活用して最初のハードルを下げるのもひとつの選択肢です。
この記事で紹介した講座も参考にしながら、自分に合った形で一歩踏み出してみてください。