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【体験談】HSPと接客の相性とは?接客業20年経験者が解説

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HSPと接客の相性とは

HSPと接客業って相性どうなの?

今接客業をしているけど、ストレスを感じるのはHSPだから?

HSPに向いている接客業ってあるのかな

結論から言うとHSPに接客業はおすすめしません。

接客業は人との接点が多く、毎日多くの刺激を受け取ってしまうからです。

申し遅れました。

内向型HSPの特性と戦いながら、日々社会のストレスにもまれて生きています池田洋平と申します。

15年以上接客業を続けており、現在も接客に関わる仕事をしていますので、この記事の信憑性はあるかと思います。

この記事では私の体験をもとに、HSPが接客業に向いていない理由や、良かったことなどもご紹介していきます。

この記事を読んで分かること

  • HSPが接客に向いていない理由6つ
  • HSPの特性が活かせる接客業とは
  • そもそもHSPに向いてる仕事の特徴とは

【体験談】HSPが接客業に向いていない理由6選

HSPが接客に向いてない理由6選

私は接客業を15年以上、アルバイトを含めると20年近い期間働いてきました

飲食店、スーパー銭湯、顧客訪問など経験した職種もさまざまです。

この20年近い経験の中から、どの接客業にも共通する苦手要素があることに気が付きました。

HSPの私が接客業に向いてないと感じた6つの理由は以下の通りです。

  1. 常に見られる仕事
  2. 突発タスクの連続
  3. 説明が回りくどくなる
  4. たくさんの人と接するのが疲れる
  5. 白黒思考が邪魔になる
  6. 機嫌の悪い顧客がきつい

順に解説していきます。

①常に見られる仕事

人から注目されると緊張してぎこちない動きになってしまうHSPは多いです。

しかし、接客業は常にお客さんの目にさらされています。

勤務時間中は人から見られている状態が続くわけですから、就業後の疲労感は想像するにたやすいですよね。

連携を必要とする仕事では同僚からの視線も集まります。

ときには後輩に手本を見せなければならないこともあるでしょう。

池田
私は自分が実践しながら仕事を教えていくのが本当に苦手でした

HSPは人に見られることでパフォーマンスが低下するのです。

②突発タスクの連続

接客業は自分のペースで仕事ができません。

「適切なタイミングで顧客の要望に応えること」が仕事の本質であるからです。

「適切なタイミング」というのがネックで、組み立てていた作業順序を乱されてしまうことは多々あります。

予約をもらえるような職種であればある程度事前に察知することはできますが、細かな部分はやはりその場で対応せざるを得ません。

飲食店を例に挙げてみます。

予約が入っていれば「何時に」「何人で」「食べ飲みをしに来る」ことまでは分かります。

しかし「何を頼むのか」「いつ頼むのか」「いつ帰るのか」は実際に来てからではないと分かりませんよね。

このように接客業では、突発的なタスクを優先順位をつけながら処理し続けていくことが必要です。

池田
忙しい居酒屋で働いているときは頭の回転が追いつかず、「今話しかけるなー!」と心のなかで叫びながら仕事をしていました笑

③説明が回りくどくなる

トラブルを嫌うHSPは、説明が回りくどくなってしまいます。

あなたにも、何度も対応している顧客に一から同じ説明を繰り返してしまった経験がありませんか?

「前にも説明したけど覚えてないかもしれない」

「あとで聞いてないと言われてクレームになったらどうしよう」

このように「念のため」と予防線を張り、回りくどい説明をしてしまいます。

しかし、顧客が求めているのは「ちょうど良さ」です。

足りなくてもダメ。

多すぎてもダメなのです。

④たくさんの人と接するのが疲れる

周囲の小さな変化にも気がつける、敏感なセンサーを持っているHSPは多くの人と接することが苦手です。

ちょっとした表情や言葉の発し方ひとつで

「今日は機嫌が悪いのかな」

「怒らせるようなことしたかな」

と、頭の中でぐるぐると考え込んでしまいます。

当然接する人数が多くなるほどこの頻度が上がるので、気がつけば疲労困憊なんてのはHSPあるあるですね。

現に、人混みや大人数の飲み会などが苦手なHSPは多いです。

たくさんの人とのコミュニケーションが必要な接客業は、やはりHSPには不向きでしょう。

⑤白黒思考が邪魔になる

接客業はグレーゾーンを許容しなければいけない場面が多々あります。

「あなただけの特別ですよ」を演出することでリピーターとなり、利益に繋がる場面が多々あるからです。

しかし、白黒思考のHSPはこの「特別感の演出」にブレーキをかけてしまいます。

「他の人にも同じ要求をされたらどうしよう」

「勝手にルールを破ったら上司に怒られるかもしれない」

このような考えから「特別扱い」を行動に移せず、融通のきかない人と認識されてしまいます。

⑥機嫌の悪そうな顧客がきつい

機嫌が悪い人が苦手なのはHSPだけではないでしょう。

しかし、敏感なセンサーを持っているHSPは「悪そう」な人にもいち早く気がついてしまいます。

「なにかミスをしたら怒られるんじゃないかな……」と緊張してしまい、普段のパフォーマンスが発揮できなくなります。

HSPが接客に向いているところ2選

HSPが接客に向いているとこと2選

HSPの特性は接客に向いていないことばかりではありません。

HSPの特性があることで顧客に喜んでもらえる場面もあります。

私が実際に20年近く経験して感じた、2つのプラス要素もご紹介します。

①細やかな気配りができる

顧客のニーズにいち早く気がつくHSPは、気配り上手と言えます。

「スタッフに声をかけたそうだな」

「困っていることがありそうだな」

このレベルのニーズを察知するのはHSPにとって簡単なことでしょう。

HSPの察知能力はもうひとつ深い階層までたどり着きます。

例えばあなたにもこのような経験がありませんか?

「なにか探してそうだな」「きっと◯◯を探しているんだな」と、具体的にほしいものまでを察知できた。

このような思考を顧客にフィードバックすることで、満足度の高いサービスを提供することができます。

②問題の改善能力が高い

HSPは物ごとの問題点にいち早く気が付きます。

日々の顧客の反応からさまざまな問題点を吸い上げシステムの根本から改善していく。

このような仕事では真価を発揮するでしょう。

システムの根本を改善するというのは、言い方を変えると「ルールを変更する」ということでもあるので、白黒思考が役に立つ場面でもありますね。

直接顧客から評価されるような仕事ではありませんが、事業全体での満足度向上に貢献できます。

【これならやれる】HSPに向いてる接客業の特徴3選

HSPに向いてる接客業の特徴3選

転職はしたいんだけど、他業種だと所得が落ちないか不安

今までの経験を活かしつつ、刺激の少ない場所に行きたい

私の20年近い接客業の経験から言うと、やはりHSPに接客業は向いていません。

他の職業にくらべ、受け取る刺激が多いからです。

一方で、さまざまな事情で接客業を続けなければならない場合もあるでしょう。

このようなときに役に立つ、HSPが働きやすいと感じる接客業の特徴を3つ紹介します。

①自己完結できる仕事

スタッフ間の連携が少なく、自分ひとりで仕事を進めていけるような環境はHSPに向いています。

人との接点を減らせれば、受け取る刺激が少なくなりストレスが溜まりづらくなるからです。

あなたも複数人で連携をとりながら入れかわり立ちかわりで仕事をするよりも、自分の持ち場が明確になっているほうが仕事がしやすくありませんか?

このように自己完結できる仕事は、HSPと相性が良いです。

②ひとりづつ順番に対応できる

マルチタスクが苦手なHSPですから、大人数を同時に相手にするような仕事は避けるべきです。

一方で、ひとりに対して集中して対応できるような仕事はHSPの強みが活きてきます。

顧客の細やかな変化を汲み取り、適切な提案やアドバイスができれば自ずと業績も上がってくるでしょう。

③穏やかな客層の店

穏やかな客層の業種、店であれば受け取る刺激が少なく済みます。

このような店を見つけるコツは「その業界の相場より少し高めの店」を探すことです。

低単価の店では騒がしく粗い人が多くなりますし、反対に高単価になると横柄な人が増える傾向にあります。(あくまで私の主観ですが)

一方で、その中間の店に来る顧客は「心地よい気配り」や「落ち着いた雰囲気」を求めて少し高いお金を払っています。

こういった客層は経済的に余裕があり、心にゆとりを持っている人が多いです。

【具体例】HSPに向いている接客業

HSPに向いている接客業

HSPに向いている接客業の特徴から、以下のような仕事はHSPと相性が良いと言えます。

  • 保険の相談員
  • エステ・マッサージ
  • アパレル店員
  • 理美容師

また、ここで紹介していない業種でも、店を変えることでHSPにとって良い環境が手に入る可能性があります。

【注意】接客が辛くなったら考えること

接客が辛くなったら考えること

自分の特性と合わない接客業を長く続けてしまうと、ストレスが蓄積され、最悪心の病を抱えてしまうこともありえます。

何よりも大切にすべきはあなたの健康です。

最悪の状態になってしまう前に考えることを3つ紹介します。

①異動を検討する

ある程度規模の大きい会社であれば、事務職専門の部門があるでしょう。

ルールにのっとり正確な仕事をこなせるHSPは、そもそも事務職に向いています。

異動が可能なのかどうか、まずは上司に相談してみてはいかがでしょうか。

②上の役職を目指す

現在店舗などの現場で働いている場合は、マネージャー職を目指す手があります。

複数店舗を統括するようなマネージャー職になれば、現場で接客対応をする機会は減ってきます。

もちろんすぐには難しいでしょうし、簡単なことでもないです。

しかし、実現すればストレスの一部を排除しつつ昇給にも期待できます。

経済的な余裕は心の余裕を生んでくれます。

③退職の準備をする

究極的には退職してしまうのが一番手っ取り早いです。

具体的には以下のような症状が出ている場合は退職を検討したほうが良いです。

  • 趣味を楽しめない
  • 仕事のことが頭から離れない
  • 仕事が手につかない

退職をする前に考えるべきことは以下の記事に詳しくまとめています。

HSPにおすすめの仕事の特徴

HSPにおすすめの仕事の特徴

そもそもHSPの適職ってどんな仕事なの?

向いてる仕事の特徴とその理由は下の表をご覧ください
池田
向いている仕事の特徴理由
自己完結型の仕事他者とのコミュニケーションを必要としない
ルーティーンが多い仕事考えすぎる特性を抑えられる
ノマドワーク集中しやすい環境を選べる
フリーランス(個人事業主)ストレスを避けた仕事を選べる
IT、Web関連他者とのコミュニケーションが少ない
精密さを求められる仕事問題点の発見能力が有効に作用
自分のペースで進められる仕事心の余裕を確保できる
【注意】HSPに向いていない仕事とは【心が壊れる前に知っておくこと】

この全ての要素を満たしている仕事に「Webライター」があります。

Webライターで食べて行くまでのロードマップは以下の記事に詳しくまとめてあります。

また、事務職全般もHSPとは相性が良いと言えます。

詳しくは以下の記事にまとめています。

HSPと接客業の相性まとめ

まとめ

結論、HSPに接客業はおすすめしません。

接客業はたくさんの人と接することが必要で、多くの刺激を受けとってしまいストレスとなってしまうからです。

実際20年近く接客業を経験してきた私も、多くの苦労とストレスを抱えてきました。

それでも接客業を続けていく必要がある場合は、以下の特徴を満たす環境を選ぶと良いです。

  • 自己完結できる仕事が多い
  • ひとりづつ対応できる
  • 客層が穏やか

HSPが心軽やかに仕事をしていくために、他にもさまざまな提案をしています。

ぜひ以下の記事もご覧になってみてください。

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  • この記事を書いた人
池田洋平

池田洋平

内向型HSPで転職経験3回。 HSPがストレスフリーに生きるための、仕事との向き合い方について発信。 HSPと仕事に関するお役立ち情報をXで毎日発信しています! ⬇ポチッとフォローお願いします!

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