HSPの特性にあった働き方、雇用形態ってなんだろう?
今の働き方が辛くて転職をしたいんだけど、将来が不安……
HSPがストレスを感じずに働ける方法ってどんな形?
この記事はこのような疑問を解決していきます。
筆者の僕は転職を3回経験。
30代半ばで自分が内向型HSPであることを知り、転職の原因がHSPの気質から来ているものと気が付きました。
このまま転職を繰り返してしまうことに対して漠然とした不安を抱えていましたが、自分にあったキャリアプランを持つことにより不安を解消できました。
この記事を最後まで読むことで、あなたの目指すべき方向性を定め、漠然とした将来への不安を解消できます。
目次
HSPの自分に適した働き方、仕事を知る
まずはHSPのあなたにとって最適な働き方や仕事とはどんなものかを見つけていきます。
具体的には
- HSPという枠組みでの理解
- あなた個人の自己理解
- 第三者からの目線
3つの角度から自分を知っていきます。
このステップを実践すると、自分に適した働き方がぼんやりと見えてきます。
HSPが仕事で抱えるストレスを知る
多くのHSPが仕事で抱えるストレスの代表的なものをまとめました。
- 人に対する過剰な気づかい
- 音や光、匂いなどの職場環境の不一致
- ノルマや責任の重さに対するプレッシャー
- 仕事にスピード感を求められる
- イレギュラーが多く、計画通りに仕事が進まない
HSPの自分に最適な働き方・仕事をするには、このようなストレス要素を避ける必要があります。
全てを排除することは難しいと思うので、あなたが「対処できるもの」「対処できないもの」を仕分けしておきましょう。
HSPを理解し対処していくのに「気がつきすぎて疲れるが驚くほどなくなる繊細さんの本」はおすすめです。
HSPに向いていない仕事の特徴は以下の記事にも詳しくまとめてあるので、参考にしてください。
自己理解を深める
転職のリスクを減らし将来への不安を解消するには長く続けられる仕事を見つける必要があります。
そのためには自分が仕事のどんな部分にストレスを感じているかを理解することが重要。
具体的には以下の2ステップを紙に書き出してみることをおすすめします。
- 自分が仕事で感じるストレスをリスト化
- 「絶対に避けたい」と「出来れば避けたい」に分ける
ストレスの多い仕事を選んでしまうと転職のリスクが上がります。
紙に書き出して視覚化することで頭の中の整理もしやすいです。
出来上がったリストは仕事選びの基準にしましょう。
適職診断を受ける
自分に適した働き方を探るために、客観的な目線も持ちましょう。
具体的には転職サイトなどが提供している適職診断を利用すれば良いです。
回答は15分くらいで終わります。
おすすめ求人なども紹介してくれるので、転職を考えているなら登録しておいて損はないです。
HSPの自分に適した働き方を選ぶステップ
働き方を変えていくのにもっともネックになるのが収入のことですね。
あなたの望む働き方はどのくらいの収入を得られるのかを考える必要があります。
以下の2ステップを実施し、確認していきましょう。
- 生活に必要な収入を計算
- 現在の自分の市場価値を知る
①生活に必要な収入を計算
まずは現在の家計の収支を確認しておきましょう。
ここをベースに、今後の収入の許容範囲を考えていきます。
基本的な考え方として
- 収入が増えると仕事の強度が上がっていくので、ストレスリスクは上がる
- 仕事の強度を下げるとストレスリスクは下がるが、収入も下がる
と、なります。
もちろん自分にぴったりとはまった仕事を見つけることが出来れば、ストレスを抱えずにしっかりと稼いでいくこともできます。
- 収入額の維持の優先度合い(家族の扶養が必要など)
- 適職で稼げるようになるまでの時間の猶予はあるか(スキル習得の期間を持てるか)
目指すべき方向性を定めるために、この2点は意識しておきましょう。
②現在の自分の市場価値を知る
生活に必要な収入が分かったら、自分が望む仕事で希望額を稼げるのかを知る必要があります。
その方法は転職エージェントの利用がおすすめ。
担当のエージェントに希望を伝えると、見合った求人を紹介してくれます。
現在の自分のスキルや年齢では、希望にあった求人が無いと言われる場合もあります。
その際は希望を叶えるために必要な条件やスキルを相談し、身につけて行けば良いです。
転職エージェントには総合型と特化型がありますが、総合型を選びましょう。
大手の総合型エージェントであれば正直どこを利用しても大差ないですが、リクルートエージェントを利用しておけば間違いないです。
業界最大手で求人数が多く、全国の求人に対応しているので自分の市場価値を調査するのに最適です。
希望に見合った求人があれば、転職活動を始める
すでに現在の状況で、希望に見合った求人があるのであれば転職活動を開始して良いです。
ただし、「実際に働いてみるとなんか違った……」ということもありえるので、各働き方ごとの特徴などは事前に確認しておきましょう。
働き方ごとの特徴はこのあと詳しく解説していきます。
希望に合う求人が無ければスキル習得を始める
現在の自分のスキルで条件に合った環境が見つかれば最善ですが、現実はそう甘くないでしょう。
年齢が若ければ異業種への転職もさほどハードルが高くないですが、ミドル世代移行は即戦力が求められます。
結婚して家族がいる場合などは所得を下げることもできず、更にハードルは上がるでしょう。
具体的にはスキルの習得・実績を作ること。
目指す仕事によって習得までの期間が大きく変わってくるので、どの程度期間に猶予があるのかと合わせて仕事を選びましょう。
HSPの自分に適した働き方の選択肢
HSPがストレスフリーに働いていくための、主な働き方の選択肢をまとめました。
- 正規雇用
- 非正規雇用
- 雇われ+副業
- 起業して独立
それぞれ解説します。
正規雇用
メリット | デメリット |
・収入が最も安定している ・家族や世間からの理解が得られやすい ・長期的な雇用が見込める | ・入社してみないと分からない部分が多く、ストレスリスクが高い ・ミドル世代以降は未経験だとハードルが高い |
非正規雇用
メリット | デメリット |
・ストレスリスクの低い仕事を探しやすい ・プライベート時間を確保しやすい | ・収入が低くなる ・長期雇用が見込めない ・家族や世間の理解を得づらい |
雇われ+副業
メリット | デメリット |
・急な失業のリスクを分散できる ・選べる仕事の幅が大きく広がる ・独立を目指すことができる ・ストレスリスクを減らせる | ・プライベート時間が大幅に減る ・収入が不安定になる ・副業収入はスキル習得期間に依存する |
起業を目指す
メリット | デメリット |
・自由に働ける ・大きな収入を望める ・最もストレスを感じない働き方を作れる | ・スキル習得期間はプライベート時間が大幅に減る ・収入が不安定になる ・成功する保証がない |
副業から起業を目指すのがおすすめ
HSPがストレスフリーに働いてく究極的な方法は、何にも縛られず独立して稼いでいくことです。
起業をして独立することは収入面でのリスクがもっともネックとなるでしょう。
しかし、副業から始めてしっかりとした実績を作ってから独立すれば、そのリスクは大幅に軽減できます。
副業から独立を目指すメリットは以下の通り。
- 事業失敗のリスクを軽減できる
- 独立出来るほどの稼ぎが作れなくても、非正規+副業でゆるく働ける
- 雇用されずに稼ぎを作れると、自己肯定感のアップが期待できる
特にHSPにとって、自己肯定感のアップがもっとも大きいメリットであると思います。
自分の力だけで稼げる自信がつけば、いつ転職しても大丈夫という余裕が生まれ、雇用先でも安定したメンタル状態で働けるようになります。
まとめ
HSPなあなたにとって最適な働き方を知るには、まず以下の3つを実践しましょう。
- HSPへの理解を深める
- 自己理解を深める
- 適職診断を受ける
3つの角度から自分を見つめ直すことで、自分に適した働き方が見えてきます。
適職診断は登録不要で無料で利用できるCAREER INDEXがおすすめ。
どのような働き方が良いかを選んでいくためには、以下の2ステップを実践しましょう。
- 必要な収入を計算する
- 現在の自分の市場価値を知る
自分の市場価値の調査はリクルートエージェントを利用すれば良いです。
今現在の状況で希望が叶わない場合は、スキル習得をしていきましょう。
どのようなスキルを習得すれば良いかは、エージェントに相談することでアドバイスがもらえます。
希望する雇用が見つからない場合は、副業や起業を目指します。
ここまでで、自分の目指すべき道筋が見えてきました。
あとは、目標に向かって進むだけです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事を読むことで、あなたの将来の不安が解消されることを心より願っています。