
HSPと税理士の相性ってどう?
税理士試験を受けるのに必要な条件は?
HSPが税理士を目指すメリットとリスクを知りたい
この記事ではこのような疑問に答えていきます。
筆者は内向型HSPの特性を持ち、3度の転職を経験しました。
この経験からHSPがストレスなく働く方法を考えるようになり、毎日発信を続けています。
結論から言うと、HSPと税理士は相性が良いです。
一方で、税理士が全てのHSPに理想的な仕事とは限りません。
税理士になるためには、時間・労力・お金といったさまざまな負担が伴います。
だからこそ、自分の性格やライフスタイルとの相性を見定めることが大切です。
この記事では税理士を目指そうか判断するための情報を全てまとめました。
仕事選びに迷っている人はぜひ最後まで読んでください。
目次
HSPが税理士を目指すメリット6つ

- 正確で緻密な作業が得意
- ひとりで集中できる作業が多い
- 繁忙期がはっきりしている
- 顧客によりそった提案ができる
- 高所得を目指せる
- 独立を目指せる
それぞれ解説します。
正確で緻密な作業が得意
税理士の仕事は複雑な数字の取り扱いや、税法の細かな解釈が求められます。
HSPの繊細で注意深い感覚能力は、これらを正確に把握し、ミスのない確実な作業をこなすことに向いています。
ひとりで集中できる作業が多い

事務業務全般に言えることですが、ひとりデスクに向かって作業する時間が長い仕事はHSPと相性が良いです。
過度な気づかいで人間関係にストレスを抱えやすいHSPにとって、ひとりの作業時間が長いことはHSPが本来持つポテンシャルを発揮しやすい環境です。
繁忙期がはっきりしている
税理士の繁忙期は主に確定申告期の2.3月と、クライアントの決算期です。
これらは突発的に変動するものではなく、毎年同じシーズンで行われるもの。
ですので、事前に繁忙期への準備や対策を立てやすく、イレギュラーな忙しさは少ない職業です。
顧客に寄り添った提案ができる

HSPの洞察力・共感力は、クライアントの細かなニーズを汲み上げることに向いています。
顧客に寄り添った提案ができれば、税理士にとってもっとも大事と言える「クライアントとの信頼関係」を築くのに大きく貢献します。
高所得を目指せる
厚生労働省jobtagによると、税理士の平均年収は746.7万です。
日本人の平均年収は458万(国税庁令和4年分民間給与実態統計調査)なので、高所得な仕事と言えます。
独立を目指せる

税理士は全体の7割が独立開業をしていると言われるほど、独立との相性が良い仕事です。
HSPにとって独立開業することは、仕事上のさまざまなストレス元を自分の選択で排除していけるので、もっともおすすめの働き方です。
人を雇って事業拡大をしていくことも、人間関係の摩擦を減らしこじんまりと事業をしていくことも、全てあなたの自由です。
HSPに独立をおすすめする理由は以下の記事にも詳しくまとめています。
HSPが税理士を目指す際の注意点4つ

- 資格の取得が大変
- 繁忙期は残業が増える
- 定期的な法知識のアップデートが必要
- ミスが許されないプレッシャーがある
それぞれ解説します。
資格の取得が大変
税理士の仕事は多くの専門的な知識が必要で、国家資格の取得も必要です。
税理士試験合格までの平均学習時間は3,000時間とも言われており、その難関さが伺えます。
独学で習得するのはかなりハードルが高いので、スクールや通信講座を利用するのが一般的です。
繁忙期は残業が増える

税理士の残業時間は通常期だと50%以上が20時間未満であるのに対し、繁忙期は40%程度の割合で45時間を超えるというデータがあります。(マネーフォワードクラウド)
一方で、税理士の繁忙期は確定申告期の2月3月とはっきりしているので、事前に準備対策を行うことで軽減は可能です。
定期的な法知識のアップデートが必要
税理士に必要な知識は一度覚えてしまえば終わりというものではなく、定期的なアップデートが必要です。
昨今では税に対する国民の意識も高くなっており、今後も頻繁に法改正は行われていくでしょう。
税理士同士のコミュニティーなどに参加しておくと、情報のキャッチがスムーズになるでしょう。
ミスが許されないプレッシャーがある

税理士の仕事は税法に則った厳密なルールに従って行われます。
そのため、ミスが生じると脱税や過少申告などの法律違反と見なされてしまうこともあり、クライアントが罰金や追徴課税を受ける可能性まであります。
そうなってしまうとクライアントとの信頼関係を継続していくことは難しく、契約解除になってしまうことも十分に考えられます。
税理士の仕事は高所得を得られる分、その責任も大きいことは知っておきましょう。
HSPに向いている仕事の特徴7つ

| 向いている仕事の特徴 | 理由 |
| 自己完結型の仕事 | 他者とのコミュニケーションを必要としない |
| ルーティーンが多い仕事 | 考えすぎる特性を抑えられる |
| ノマドワーク | 集中しやすい環境を選べる |
| フリーランス(個人事業主) | ストレスを避けた仕事を選べる |
| IT、Web関連 | 他者とのコミュニケーションが少ない |
| 精密さを求められる仕事 | 問題点の発見能力が有効に作用 |
| 自分のペースで進められる仕事 | 心の余裕を確保できる |
多くの項目が税理士にあてはまるのが分かると思います!
HSPと士業の相性は良い
結論から言うとHSPと士業は相性が良いです。
ただし、全ての士業がそうとは限らず、主に「法律・財務・税務」に関わる士業と相性が良いでしょう。
これらの士業は税理士と同様に「正確で間違いのない仕事」が求められるからです。
代表的な士業をいくつか例に挙げてみます。
- 税理士
- 弁護士
- 司法書士
- 行政書士
- 社労士
- 公認会計士
- 土地家屋調査士
- 中小企業診断士
- 不動産鑑定士
- 弁理士
その他にも「海事代理士」や「気象予報士」なども士業として分類される場合があります。
どの士業にも共通して言えることは「専門性が高く習得難易度が高い」こと。
税理士1本にこだわりすぎず、選択肢の幅を広げて考えてみましょう。
税理士の平均年収は746.7万

厚生労働省jobtagによると、税理士の平均年収は746.7万です。
日本人の平均年収は458万(国税庁令和4年分民間給与実態統計調査)なので、高所得な仕事と言えます。
税理士資格を取りたての初任給でも、月収30~40万程度が相場と言われ、未経験のミドル世代からでも高所得を目指していける仕事です。
税理士の仕事の特徴

| 人との関わりの多さ | ★★★☆☆ |
| 未経験からの難易度 | ★★★★★ |
| 仕事の自己完結度 | ★★★☆☆ |
| 平均年収 | ★★★★☆ |
| 残業時間数 | ★★★☆☆ |
| 業務の時間的切迫度 | ★★☆☆☆ |
| ルーティーンワークの比率 | ★★★★☆ |
クライアントとの密なコミュニケーションが必須
税理士はクライアントの税管理を任される仕事なので、密にコミュニケーションを取り信頼関係を構築していくことが重要です。
もし税理士がミスをしてしまうと
- 追徴課税が命じられる
- 脱税の疑いをかけられる
このようなリスクがあるので、信頼のない人間に任せられる仕事ではありません。
そのため、ミスのない正確で丁寧な仕事が求められるのはもちろん、相手に寄り添った提案をするなどのコミュニケーションを両立することで、良好で長いお付き合いへと繋がっていきます。
税理士の仕事内容

上図は税理士の仕事のタスクを細分化したものです。
ざっくり言うと以下の2点の業務が主ということになります。
- 税に関する相談、助言
- 税に関する書類作成等の手続き
他にも事務所によって、国からの補助金や助成金の申請サポートなどを行う場合もあります。
未経験から目指せる?必要な学歴・資格

税理士になるためには、以下のいづれかの試験に合格する必要があります。
- 税理士試験
- 公認会計士試験
- 司法試験
公認会計士と弁護士の資格でも税理士を名乗ることはできますが、取得のハードルは税理士よりも高いので、税理士試験の合格を目指しましょう。
税理士になるために必要な学歴はありませんが、受験資格を得るために必要になる場合があります。
⇒【参考】税理士試験の受験資格がない方必見の全対策まとめ|資格取得ルートと緩和条件を徹底解説
税理士試験受験の流れ

税理士になるためには試験の合格と、2年以上の実務経験が必要です。
試験は誰でも受けられるわけではなく、一定の条件を満たす必要があります。
何れかひとつ
- 大学・短大で法律学または経済学を履修し卒業
- 日商簿記1級、または全経簿記検定上級に合格
- 3年以上の税務・財務の実務経験
何れも満たしていない場合は、まずは2の取得を目指していくのが一般的です。
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税理士はこんな人におすすめ
- 独立を目指したい人
- コツコツと正確に作業するのが得意な人
- コミュニケーションが苦にならない人
- 几帳面な人
- 正義感、倫理観が高い人
- 数字に強い人
税理士は特に独立を目指す人におすすめです。
独立開業をしている人が多いほか、経営に関するお金周りの事情も自然と身についていくからです。
HSPにとって独立することはもっとも理想的な働き方。
税理士の仕事はHSPの理想を叶えるのに相性の良い仕事です。
まとめ

HSPが税理士を目指すメリットと注意点はそれぞれ以下のとおり。
| メリット | 注意点 |
| ・正確で緻密な作業が得意 ・ひとりで集中できる作業が多い ・繁忙期がはっきりしている ・顧客によりそった提案ができる ・高所得を目指せる ・独立を目指せる | ・資格の取得が大変 ・繁忙期は残業が増える ・定期的な法知識のアップデートが必要 ・ミスが許されないプレッシャーがある |
税理士になるためには税理士試験、公認会計士試験、司法試験、何れかの合格が必要です。
公認会計士や弁護士を目指さないのであれば、税理士試験の合格を目指しましょう。
ただし、合格までの学習時間は3,000時間(1日3時間で3年)と言われるほど難関な資格なので、スクールや通信講座の利用をおすすめします。
| スクール名 | 料金相場 | 特徴 |
|---|---|---|
| クレアール | 60〜70万 | ・10日間の無料体験がある ・忙しい社会人でも継続しやすい設計 |
| 資格スクール大栄 | 120〜150万 | ・通学、オンラインが選べる ・手厚いサポートがある「伴走型」 |
| スタディング | 20〜30万 | ・令和5年度合格者488名の実績 ・コスパ満足度96.2% |
税理士を目指すためには、相応の時間・労力・費用をかける覚悟が必要です。
「他の職業も比較してみたい」と感じた人は、HSPが仕事選びを進めるスタートガイドをチェックしてみてくださいね。
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