今の仕事にストレスを感じてるんだけど、HSPに向いてる職場環境ってどういうところなのかな
ストレスの少ない職場に転職したいけど、40代からじゃ難しいかな
長く続けられる仕事ってどうやったら見つけられるんだろう
この記事では40代から自分らしく働いていく方法について解説していきます。
人生100年時代と言われる現代において、40代はまだ半分にも満たない年齢です。
これから先も続く長い人生をより自分らしく生きていくために、ぜひ読み進めてみてくださいね。
40代HSPがゆるく働ける仕事の特徴3つ
HSPが働きやすいと感じる職場には以下のような特徴があります。
- 人間関係が希薄
- ノルマがない
- スピード感が求められない
それぞれ解説していきます。
人間関係が希薄
HSPは、人間関係が希薄な環境のほうが働きやすいと感じるでしょう。
感受性が高いHSPは感情や情報による影響を受けやすく、たくさんの人付き合いや複雑な人間関係がストレスとなることが多いからです。
そのため、人間関係がシンプルで自分の受け持つ業務に集中しやすい環境であれば、HSPはより快適に働くことができます。
ノルマがない
HSPにはノルマがある仕事は不向きです。特に何かを売る仕事では分かりやすく現れます。
共感性の高さや物事を深く考察する特性から必要以上に相手の感情を先読みしてしまい
「あとで後悔されたらどうしよう……」
「騙されたと思われたくないな……」
「クレームになったらどうしよう……」
などど考えてしまい、本当に自分が気に入ってるものでなければ、売ること自体に罪悪感を感じてしまうこともしばしば。
スピード感が求められない
物事を慎重に進め、失敗の少ない方法を選んでいくHSPにはスピード重視の仕事は不向きです。
スピード重視の仕事では「やりながら改善していく」柔軟さが求められます。
しかし物事の問題点にいち早く気がついてしまうHSPは、問題点をそのままに走り出してしまうことに抵抗感を感じます。
スピード感よりも正確さに重点を置かれる仕事でこそ、HSPの真のパフォーマンスが発揮されます。
40代HSPが仕事がつらいときの対処法
仕事にストレスを抱えながら毎日を過ごしていくのは大変につらいことです。
「いつまでこの仕事を続けていけるかな……」と考えてしまうこともあるでしょう。
40代という年齢は組織の中でも中堅として扱われ、責任やプレッシャーを多く抱える世代です。
最悪の場合心の病を抱えてしまうことだってありえます。
心の余力があるうちに、ぜひ以下の対処法を実践してみてください。
- 自分の市場価値を知る
- 資格を取得する
- 副業を始める
- 転職を検討する
それぞれ解説していきます。
自分の市場価値を知る
自分の市場価値を知ることは自己肯定感を上げることに繋がります。
他の組織でも働いていけるという自信が持てれば、もっと気楽に仕事に取り組むことができませんか？
具体的には実際に求人をチェックしてみることをおすすめします。
条件に合う求人があれば、実際に転職活動をしてみてもいいでしょう。
「本当に嫌になったら辞められる」という心の拠り所があれば、必要以上のプレッシャーやストレスから開放されます。
資格を取得する
手に職をつけるための資格を取得することもおすすめです。
資格を取得するメリットは以下の通り。
- 自己肯定感が上がる
- 働きやすい部署へ異動できる可能性がある
- 転職に有利
まずはあなたの望む職場環境を洗い出し、そこに繋がる資格を選んでいくと良いでしょう。
ただし、資格の取得にはそれ相応の時間と労力が必要です。
疲れが溜まりやすいHSPですから、無理のしすぎに注意し適度に休息をしながら取り組みましょう。
何より大切なのはあなたの健康であることを忘れないでください。
HSPにおすすめの資格は以下の記事にまとめています。
副業を始める
副業でまとまった稼ぎが作れるようになると、以下のようなメリットがあります。
- 非正規雇用+副業で気楽に働ける
- 転職先の幅が広がる
- フリーランスを目指せる
- 会社の倒産などのリスクを軽減できる
特にHSPにはフリーランスがおすすめです。
フリーランスでできる仕事には、HSPの苦手を回避した仕事がたくさんあります。
副業から始めることで失敗のリスクも大幅に軽減できます。
HSPにおすすめの資格は以下の記事にまとめました。
転職を検討する
あなたが今抱えるストレスから開放されるもっとも手っ取り早い方法は転職することでしょう。
転職をすることは何も悪いことではありません。
あなたにとって、そしてあなたの大切な人にとって、何が幸せなのかを考えてみてください。
たとえ所得が下がってしまったとしても
「今より家族で過ごす時間が増えるかもしれない」
「今より笑顔が増えるかもしれない」
お金には変えられないものだってたくさんあります。
転職によって、お金よりも大切な何かを得られるのであればそれはステップアップであると考えられます。
HSPが仕事がつらいと感じた時の対処法は以下の記事にも詳しくまとめています。
40代HSPが長く続けれる仕事の探し方
今の環境は変えたいだけど、また同じストレスを抱えてしまわないか不安だな……
自分にあった環境ってどうやったら見つかるんだろう
40代で転職や異動を決断するならば「これで最後になるかもしれない」という覚悟が必要ですよね。
残酷なようですが、年齢を重ねるごとに環境を変えることは困難になっていきます。
失敗しないためのコツを3つ解説していきます。
仕事に求めるものを洗い出す
あなたはなんのために今の仕事をしていますか？
改めて掘り下げて考えることはあまりしてこない議題ですよね。
例えばこんな理由があると思います。
- たくさん稼いで贅沢がしたい
- 仕事自体にやりがいがある
- 家族に不自由させたくない
- 家族との時間をたくさん持ちたい
仕事をする理由は人それぞれで、あなたにもあなたの理由があるはずです。
あなたが仕事を選ぶ上で、もっとも重要な要素はなんなのかを明確にしておきましょう。
絶対に嫌を洗い出す
仕事をしていると嫌なことはたくさんありますよね。
その中でも「出来れば避けたいこと」と「絶対に避けたいこと」を明確にしておきましょう。
ここを明確にしないままなんとなくの雰囲気で仕事を選んでしまうと、次の職場でも同じ悩みを抱えてしまいます。
例えば、ノルマを持たされるのが絶対に避けたいことなのであれば営業職は避けるべきですし、人付き合いが苦手であれば接客業は避けるべきです。
あなたにとっての「避けたいこと」をリスト化しておきましょう。
仕事は楽しくなくてもいい
楽しいと思える仕事に就けるのは理想的ですね。
しかし、長く続けられる仕事を選ぶときには「嫌じゃない仕事」を選ぶことのほうが重要です。
現実、心から楽しんで仕事をしている人は少ないです。
求人サイトや転職エージェントなど、転職のためのサービスは年々増加しています。
皆現状に何かしらの不満を抱き、より良い環境を求めていることの現れですね。
心から楽しめる仕事に就けるというのは、夢を叶えることと同じです。
楽しむことよりも、嫌ではないことに重点を置きましょう。
転職エージェントを利用する
転職エージェントは40代HSPの転職に有効です。
転職エージェントを利用するメリットは以下の通り。
- 希望にあった求人を提示してくれる
- 不安や悩み相談ができる
- 適職診断ができる場合がある
転職活動に不安や悩みはつきものです。
膨大な求人情報の中から自分にあった求人をリストするだけでも大変に労力を使います。
転職エージェントを利用すれば、担当のエージェントが希望の聞き取りを行い、それに見合った求人の提示を無料で行ってくれます。
なにより、ひとりではないという事実は大変に心強く感じますよね。
でも、無料で使えるサービスにそんなに期待できるの？
失敗しない転職エージェントの利用方法
転職エージェントを利用してみたいけど、うまく活用できるかな
複数に登録する
転職エージェントはひとつに絞らず複数に登録しましょう。
求人数やエージェントの質など、あなたにマッチした転職エージェントを見つける必要があるからです。
転職エージェントは大きく分けて「総合型」と「特化型」に分けられます。
それぞれの特徴は以下の通り。
| 総合型 | ・求人数が多い ・職種が豊富 |
| 特化型 | ・地域、職種に特化した求人がある |
まずは総合型の転職エージェントに登録し、ある程度希望が固まってきた時点で特化型にも登録をしましょう。
複数のエージェントに登録することで、あなたにマッチした求人を見つけやすくなります。
合わないエージェントは変えてもらう
繊細で人間関係にストレスを抱えやすいHSPですから、エージェントとの相性は重要です。
転職エージェントは担当の方と二人三脚で転職活動をしていくことになります。
合わないエージェントとのやり取りを長く続けてしまうと転職活動自体がストレスになってしまい、継続困難になってしまうことも考えられます。
相性が悪いと感じた場合は、遠慮なく担当の変更をお願いしましょう。
正直に話す
あなたの現状や気持ちは包み隠さず正直に答えましょう。
中には言いづらいことや、見栄を張ってしまいたくなることもあるでしょう。
しかし、本当の気持ちを伝えないままではあなたにマッチした求人は見つかりません。
最悪、採用後に「思ってたのと違った」というミスマッチを招いてしまうこともあるでしょう。
転職活動が終われば二度と会わない人と割り切り、見栄やプライドを捨てて素直な気持ちで相談しましょう。
40代であることは気にしない
40代にもなって、逃げるように環境を変えるのはどうなのかな……
40代を若いと捉えるか、ベテランと捉えるかは人それぞれです。
何かを始めるのに遅いなんてことはなにもありません。
あなたがより良い人生を送るためにした決断ですから「逃げ」ではなく「ステップアップ」と考えましょう。
いくつになってもやりたいこと、嫌なことはあります。
それに気がついたのがたまたま今だっただけです。
世間体を気にして、より良い人生を諦めてしまうのは、あまりにもったいないことだと思いませんか？
何より大切なのは「あなた自身」と「あなたの大切な人」が幸せであることです。
40代HSPが転職するときの注意点
40代HSPが転職するときに気をつけるべきポイントは以下の通り。
- 未経験職は採用されづらい
- 今より所得が下がる可能性がある
- 拘束時間が長くなる可能性がある
企業が40代の中途採用に求めることの多くは「即戦力」です。
ですので、未経験職への転職を目指す場合は「所得の低下」「拘束時間の増加」を覚悟しなければなりません。
一方で、未経験職でもあなたが今まで積み上げた「実績」や「スキル」を活かせる職種であれば、このリスクを回避できる可能性があります。
転職活動を始める前に「あなたを雇うメリット」を棚卸ししておきましょう。
40代HSPが転職を成功させるコツ
40代での転職は難易度が高いです。
ここでは40代HSPが転職を成功させる3つのコツを解説していきます。
即戦力になれる仕事を探す
40代を採用する企業が求めるのは即戦力です。
成長を見込んでの採用であれば、若い世代を雇用したほうが良いですよね。
でも、今と同じ業種に転職しても、また辛くなってしまいそう……
即戦力になれる仕事は同業種に限らなくても見つけられます。
あなたの持っているスキルを棚卸しして「少しズラして」考えてみてください。
例えば、現在飲食店で勤務していて、人とのコミュニケーションに悩みを抱えている方だと「料理」を武器にズラしてみます。
- 仕出し屋
- 商品の開発部門
- テイクアウト専門店
このように、人とのコミュニケーションを最低限に抑えつつ「料理」という武器を有効に活用できる仕事はたくさんあります。
応募先をしっかり確認する
応募先の情報は、求人に掲載されているものだけではなく、口コミなども活用ししっかりリサーチしましょう。
40代の転職は難易度が高く、何度も繰り返しできることではありません。
せっかく希望の条件を満たし入社できた会社だったのに
「思ってたのと違った……」となれば目も当てられません。
幸い今の時代はSNSなどで実際に働いている人の生の声を探しやすい時代です。
社内の人間関係や残業時間など、できる限りの情報を事前に集めましょう。
応募先で活かせるスキルを明確にしておく
応募する企業はどのような仕事で、自分のスキルがどのように活用できるかを明確にしておきましょう。
企業が40代の雇用に求めるのは即戦力です。
履歴書、面接で企業が自分を雇うメリットをしっかりとアピールする必要があります。
また、入社後もスキルを活かし業務をこなしていくことができれば、良好な人間関係の構築にも役立ちます。
【具体例】HSPに向いてる職種8選
ここではHSPと相性が良い具体的な職種を8つ紹介します。
即戦力となれる仕事を探す参考にしてみてください。
- 事務職
- 製造業
- データ入力
- ライター・作家
- 在宅ワーク（職種不問）
- 倉庫作業
- 清掃業
- IT系エンジニア
【未経験から目指せる】副業からフリーランスを目指す
HSPがストレスフリーで働いていく方法に、フリーランスを目指す方法もあります。
フリーランスはHSPの苦手を回避した仕事が沢山あるのでおすすめです。
でも、フリーランスになるのはリスクが高いんじゃないかな
当然、フリーランスとして独立することにはそれ相応のリスクが伴います。
一方で、副業としてしっかりと実績を作ってから独立ができれば、そのリスクは最小限に収まります。
たくさんの時間と労力は必要になりますが、やり遂げた先に待つ未来はHSPにとってかけがえのない時間になるでしょう。
HSPが独立を目指せるおすすめの副業は以下の記事にまとめています。
まとめ
40代HSPが働きやすい環境は以下の通り。
- 人間関係が希薄
- ノルマがない
- スピード感が求められない
今の仕事にストレスを感じ始めたら、以下のような対処法を実践してみてください。
- 自分の市場価値を知る
- 資格を取得する
- 副業を始める
- 転職を検討する
長く続けられる仕事を探すコツは以下の通り。
- 仕事に求めるものを洗い出す
- 絶対に嫌を洗い出す
- 仕事は楽しくなくてもいい
- 転職エージェントを利用する
40代を若いと思うかベテランと思うかは人それぞれ。
何かを始めるのに遅いことなんてなにもありません。
幸せを手に入れるために行動することは「逃げ」ではなく「ステップアップ」です。
あなたと、あなたの大切な人が幸せな人生を送れるよう、一歩踏み出してみませんか。